【レポート】『神在月のこども』miwaが主題歌を初披露&神谷明、新津ちせがサプライズ登場!スタートアップイベント実施

神在月のこども

“島国の根”と書く神話の地「島根・出雲」を目指して駆ける少女の成長を描く、劇場オリジナルアニメ『神在月のこども』が2021年に全国公開される

日本各地で“神無月(かんなづき)”と呼ばれる10月が、出雲では“神在月(かみありつき)”と呼ばれる由縁。全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行うという云われを題材に人々と神々、各地と出雲、そして、この島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションに描いた本作。

このたび、10月31日(土)に幕をあけた第33回東京国際映画祭・日比谷会場でのオープニング・プログラムで、映画『神在月のこども』のスタートアップイベントが実施された
本作の主題歌をmiwaが生歌唱、さらに追加キャストとしてカンナが目指す出雲の収める神・大国主(おおくにぬし)を演じる声優の神谷明、カンナの幼少期を演じた新津ちせが発表され、本イベントにサプライズ登場した。

■日時:10/31(土)18:00イベント開始
■場所:東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場
■登壇:miwa、神谷明、新津ちせ、四戸俊成(原作・コミュニケーション監督)、MC・上田まりえ ※敬称略

原作・コミュニケーション監督の四戸より「東京国際映画祭という、こうした栄えある場にお招き頂き大変光栄に感じております。実は本作は東京から走り出し、島根・出雲へ駆ける少女の物語なんです。スタートアップイベントとしてこの東京で行えてうれしい」とオープニングの挨拶でスタートアップイベントがスタート。主題歌を務めるmiwaが起用されたことについて、昨年7月にフランス・パリで開催された欧米最大のジャパンカルチャーイベントJapan Expoのステージで行われていたmiwaの弾き語りライブで代表曲「ヒカリヘ」他を偶然聴いた原作者やプロデューサーが、感動して現地で本作品の主題歌を本人にオファーしたというエピソードが四戸より語られた。miwaは脚本や絵コンテを読み解きながら楽曲の制作に着手。アニメの制作と連携しながらクリエイティブなやり取りを続け、主題歌の完成にこぎつけたという。

ステージに登壇したmiwaは「台本を読んだ時、一人の少女が迷い、辛い思いをして自分を見失っても、そこから立ち上がる力強さを感じました。心を奮い立たせてくれて、勇気を貰えたんです」と印象を語る。「主人公カンナが一番つらい時に、この曲が寄り添えたらと思って曲を書きました」と主題歌に込めた気持ちを明かした。

そして大勢の観客が見守る中、主題歌を全世界初披露。本作のために書き下ろした主題歌「神無 -KANNA-」を本邦初公開公開の特別映像をバックに大熱唱。大きな拍手に包まれたmiwaは「とてもドキドキしました!今こういう世の中なので、温かい拍手がとても嬉しいです」と目に涙を浮かべ、「実は出来立てホヤホヤなんです。こんな早いタイミングでお客さんの前でお披露目するなんて初めて。ワクワクとドキドキが入り混じってます」と語った。

神在月のこども

そして本作の追加キャストが発表され、カンナが目指す出雲の収める神・大国主(おおくにぬし)を演じる声優の神谷明、カンナの幼少期を演じた新津ちせがステージにサプライズ登場
神谷「ずっとこの作品に携わっているということを言いたかった。これからは堂々と言えます」と挨拶。
miwaの曲を聞いた新津ちせは「本当に感動して言葉が出ません。新しい一歩を踏み出す勇気を貰える歌だと思います」と大絶賛。
神谷は「サビの力強い声が日比谷の街に響き渡った。カンナの気持ちを代弁していて、ほんとにピッタリな曲」と微笑んだ。

この作品のひとつの特徴として、神々を演じるのは声優、人々を演じるのは俳優というコンセプトで、縁を辿って一切オーディションを行わずキャスティングが決定したという。
神谷は「シティハンターの映画の舞台挨拶の後にプロデューサーに紹介され、四戸さんとお話する機会があり、作品の内容などを伺った後に、その場で何でもいいから出たいと伝えたんです」と出演のいきさつを明かした。
駆ける少女カンナを演じた新津ちせは「走るのが大好きで飛ぶように走る子供なので、セリフというよりも走る吐息の演技とかが難しくて、頑張りました」と苦労した部分に言及。

会場に来られなかった主演の蒔田彩珠からビデオメッセージが流れ、蒔田の印象について尋ねられると、神谷は「声そのものにキャラクターを感じさせる魅力がある。適役だと思います。キャラクターの想いを演じることができている」と答え、新津は「ナレーション撮りの時に優しく声をかけてくれました。たわいもない話をしたけど、とにかく優しい人だなと思いました」と話す。
miwaは蒔田が声を入れたカンナの映像を観た時に「カンナが生きている、キャラクターに命が吹き込まれた」と感動したようで、「曲作りがそこからどんどん進みました」と感謝の気持ちを明らかにした。

最後に四戸が「実現できるかどうか分かりませんが、2021年のオリンピックと2025年の大阪万博で日本が世界中からさらに注目されると思います。これだけの出演陣、そして音楽陣、それから、本日この時も作画をしてくれている素晴らしい制作陣と、来年この島国の根と書く“島根”や、日本が誇る“ご縁”をアニメで国内外に届けられるようこれからも頑張っていきます」と意気込みを語った。
新津は「主人公カンナの一生懸命に走るところをぜひ見てください。走ることが好きだったカンナがあるきっかけで走れなくなって、でもそこからもう一回走ることになる。そんなカンナの姿から感じてもらえることがあると思います。楽しみにしていてください」とコメント。
miwaは「まだ作品は制作中で、映画、アニメ、音楽が一緒に走っています。アニメーションと音楽の融合を楽しんでほしい」と締めくくってイベントは盛況のうちに幕を閉じた。

神在月のこども


イントロダクション
主人公・カンナ役には『海よりもまだ深く』『万引き家族』ほか多くの是枝監督作品に出演、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で初主演を果たし、第43回報知映画賞新人賞を受賞、2020年度には第73回カンヌ国際映画祭の「オフィシャルセレクション2020」に輝き、米国アカデミー賞国際長編映画賞部門”日本代表作品”にも選出された河瀨直美監督の最新作『朝が来る』、2021年度前期にはNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の出演を控えるなど、18才にして目覚ましい躍進を遂げる蒔田彩珠

神使の兎・シロ役には『⻤滅の刃』の珠世役、劇場アニメ『攻殻機動隊ARISE』の草薙素子役、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の真希波・マリ・イラストリアス役ほか数々の名演で不動の支持を得る坂本真綾。⻤の少年・夜叉役には『千と千尋の神隠し』のハク役、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太役、『聲の形』石田将也役など時代を超えて愛される名キャラクターを演じる入野自由が務める。

ストーリー
少女の名は、カンナ。母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女。そんな彼女のもとへ、一羽のうさぎ(シロ)と、一人の少年(夜叉)が現れ、出雲までの旅にカンナをいざなう。まわりはじめた神々の歯車。人々と神々の境界をまたぎ、出雲へ走る少女の旅がはじまる。

作品タイトル:『神在月のこども』
出演:蒔田彩珠、坂本真綾、入野自由
原作・コミュニケーション監督:四戸俊成/アニメーション監督:白井孝奈
脚本:三宅隆太、瀧田哲郎、四戸俊成
キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥/神様デザイン:小田裕康
色彩設計:垣田由紀子/美術監督:佐藤豪志/撮影監督:髙津純平/音響監督:岩波美和
クリエーション監督:坂本一也/絵コンテ:白井孝奈、坂本一也、望月智充
エグゼクティブプロデューサー:小金澤剛康、西出将之、関口忠宏
統括プロデューサー:オシア ウコ/プロデューサー:三島鉄兵、吉田佳弘
プロダクションマネージャー:里見哲郎/スーパーバイザー:諏訪道彦
企画:クリティカ・ユニバーサル/製作:「神在月のこども」製作御縁会
制作:ライデンフィルム/音楽:ソニー・ミュージックレーベルズ
宣伝:パジー・エンタテインメント
配給:イオンエンターテイメント

公式サイト:http://kamiari-kodomo.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/kamiari_kodomo
コピーライト:(C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

2021年公開

 

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