『貴公子』ジャパンプレミアイベントに主演キム・ソンホがサプライズ登壇 劇中衣装展の開催も決定

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パク・フンジョン監督&製作チームが贈る韓国ノワールアクション『貴公子』(4月12日(金)公開)の舞台挨拶付きジャパンプレミアが東京・新宿ピカデリーで4月8日(月)に開催され、サプライズゲストとして主演のキム・ソンホが登壇した。

この日MCを務めた古家正亨より、キム・ソンホがサプライズゲストとして呼び込まれると、会場は一気に熱狂ムードに。ファンの拍手と大歓声に迎えられて登壇したキム・ソンホは「貴公子役を演じました俳優のキム・ソンホです。お会いできて嬉しいです」と満面の笑みを浮かべて挨拶。約1年ぶりの来日となったが「こうしてファンのみなさんにお会いできているこの時間が本当に楽しく幸せです。しかも、映画を通じてみなさんにお会いすることができて、この瞬間は感動でもあり、忘れられない時間になりそうです」とファンとの再会を喜んだ。

本作でスクリーンデビューにして映画初主演を務めたキム・ソンホだが、“映画の舞台挨拶”という形で日本のファンと触れ合うのも初めてのこと。「こうした経験が多くないので、実はすごく緊張しています。みなさんの歓声と応援の声を聞いたことで、息ができているような心地です。ここに入ってくる前は、息ができずにいるような感じでした(苦笑)」と語り、改めて客席から拍手と歓声がわき起こると日本語で「ありがとうございます(笑)」と笑みを浮かべた。

自身が演じた“貴公子”は、カン・テジュが演じるマルコの前に突如現れる謎めいた男。役作りに関して「この役を演じることが決まって、パク・フンジョン監督とたくさん会話をして、キャラクターに関しての疑問をぶつけ続けました。『なぜマルコを追い続けるのか?』、『なぜこんな事件を起こすのか?』、『なぜずっと笑っているのか…?』――参考となる作品を観ながら、会話を重ねて作り上げていきました」と振り返った。

特に、貴公子が走るシーンに関して、MCから「まるでアーノルド・シュワルツェネッガーのようでした」との指摘が入ると、キム・ソンホは「(そうなったのは)本当にたまたまで、実際に走ってみて、なんとなく走り続けていくうちに、そちらのほうに寄っていった感じで、パク・フンジョン監督からも『ターミネーターみたいだね』と言われました(笑)、それからはより具体的にそちらに近づいていった気がします」と告白。

共演陣に話が及ぶと「マルコ役のカン・テジュさんは、新人ですが天性のまなざしを持っている俳優さんです。まなざしでその人物がどんな事情や背景を抱えているのかを説得できるのが良い俳優だと私は思いますが、カン・テジュさんはまさにそんな俳優さんです」と語り、御曹司のハン理事を演じたベテラン俳優のキム・ガンウについては「パク・フンジョン監督からも『キム・ガンウの再発見だ!』と言われるくらい、見事な演技力で役を演じられていました。いつも撮影が終わると、その日のうちに編集した映像をみんなで見ていたんですが、非常に具体的で優れた演技を見せてくださって、私たち俳優陣はみんな『こんな俳優になりたい』という思いで、キム・ガンウさんの演技を目に焼き付けていました。ロールモデルといえる先輩です」と称えた。

さらに、謎めいた女性弁護士・ユンジュを演じたコ・アラについても「本当に見事に役柄を表現していました。台本の隙間がなくなるほどびっしりと書き込んで、事前に準備をしており、そんな彼女の姿を見ていて、私のほうが年上ですが『彼女の努力を見習いたい』、『学びたい』と思わせてくれる同僚俳優でした」と称賛していた。

これまで数多くTVシリーズに出演してきたキム・ソンホだが、映画ならではの魅力について「やはり映画はじっくりと時間をかけて撮ることができるのが魅力だと思います。1シーンに対して、そこにどんな意味があり、どう撮りたいかを会話を重ねて撮っていくことで、より愛情を注ぎ、考えを巡らせ、噛みしめながら撮ることができましたし、撮影が終わった後もその時間が思い返されます。私にとっては初めての経験であり、ひたすらワクワクと緊張の連続でもありました」と振り返った。

最後に、これから映画を観るファンに向けて「みなさん、今日は貴重なお時間を割いて劇場に足を運んでくださりありがとうございました。この映画はキャスト、スタッフが懸命に幸せな気持ちで取り組んだ作品です。決して難しくなく、気軽に楽しめる作品です。特に最後には私のアクションシーンがあるので、そこはぜひ期待を寄せていただければと思います。“ノワール”と謳いつつも、愉快な作品ですのでシリアスに構えず気軽に楽しんでください。ありがとうございます」と呼びかけ、プレミアイベントは終了した。

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4月12日(金)よりキム・ソンホが着用した劇中衣装展の開催が決定

本作の公開を記念して、東京・丸の内ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマの2会場にて、劇中でキム・ソンホが実際に着用した衣装展の開催が決定。キム・ソンホがパク・フンジョン監督とゼロから作り上げた“貴公子”像を演じる上で、欠かせないアイテムとなったのがスーツ。激しいアクションにも挑んだキム・ソンホの貴重なスーツを見られる機会をお見逃しなく。

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<実施劇場・期間>
■ 東京・丸の内ピカデリー
実施期間:4月12日(金)~4月22日(月)
※鑑賞券をお持ちの方のみ入れるエリアでの展示となります。

■ 大阪・なんばパークスシネマ
実施期間:4月26日(金)~5月2日(木)

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