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第77回カンヌ国際映画祭で現地時間5月17日(金)夜、コンペティション部門に出品されている『憐れみの3章』(2024年全国公開)のワールドプレミア上映が行われた。
本作は、第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、第96回アカデミー賞(R)では主演女優賞のほか合計4部門受賞を果たした『哀れなるものたち』に続く、ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンによる最新作。選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女……という3つの物語から構成される。ランティモス監督が描く、全く異なる展開を繰り広げる3つの物語で、同じ俳優たちがまるで違う設定で、違う人物を演じるというオリジナリティあふれる作品だ。
監督・脚本を務めるランティモス監督にとって、本作はカンヌ国際映画祭4度目の出品作となり、過去3回ではすべて主要賞を受賞している(2009年カンヌデビューとなった『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門ある視点賞受賞、2015年『ロブスター』がコンペティション部門審査員賞を受賞、2017年『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は、コンペティション部門脚本賞を受賞)。
ランティモス監督のカンヌへの帰還には、胸元に深い切りこみの入ったゴージャスなドレスをまとったエマ・ストーンをはじめとして、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら監督を囲んで豪華スターキャストも勢ぞろい。世界中の注目が集まるなか、レッドカーペットを華やかに飾った。
そして、前作『哀れなるものたち』の世界的大ヒットに続く最新作への期待、さらに今回の受賞にも期待が高まるなかのワールドプレミアとあって、興奮さめやらぬ会場では、6分ものスタンディングオベーションが続いた。
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いち早く本作を鑑賞した批評家からは、「『憐れみの3章』は大胆不敵な選択を厭わない監督の、注目せずにはいられない最新作だ」(The Playlist)、「ランティモスとフィリップ(脚本)は、気まぐれな神々が人間の無防備な運命を操るように、主人公たちを翻弄する」(ファイナンシャル・タイムズ紙)、「この映画が仕掛けた心理ゲームの中で、選び抜かれた俳優の演技の幅が歓びをもたらす」(デイリー・テレグラフ紙)、「じっくり観れば観るほど、パズルのピースがはまり始め、共通のテーマが浮かび上がってくる」(ハリウッド・レポーター誌)といった評価が寄せられている。
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『憐れみの3章』
出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファー
監督:ヨルゴス・ランティモス 『哀れなるものたち』『女王陛下のお気に入り』『ロブスター』
脚本:ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ
北米公開:6月21日
製作年:2024年
原題:KINDS OF KINDNESS
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2024年全国公開
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