【レポート】『耳をすませば』公開初日舞台挨拶にW主演の清野菜名&松坂桃李ほかメインキャスト・スタッフ登壇!

耳をすませば

『耳をすませば』の公開初日舞台挨拶に、W主演を務めた清野菜名、松坂桃李を筆頭に、山田裕貴、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、平川雄一朗監督が登壇した。

目次

『耳をすませば』初日舞台挨拶 概要

日時:10月14日(金) 13:20~14:00
登壇者(敬称略):清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、平川雄一朗監督
会場:丸の内ピカデリー

いよいよ本日公開を迎えた本作。撮影開始から2年半以上の時を経て、月島雫・天沢聖司を演じたW主演の清野と松坂をはじめ、主要キャストと監督が盛大な拍手に迎えられ登壇した。

清野は「ようやく公開を迎えられてほっとしています。これから映画『耳をすませば』が広がっていくと思うとワクワクするし、みなさんへ感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶。松坂も「本当に公開まで長い期間だったと、今壇上に立って実感しています」と続けた。

耳をすませば
耳をすませば

山田は「先にクランクアップしていたこともあり、コロナ禍で完成されるのか?大丈夫か?と、どの現場にいても心配していたんです。ようやく皆さんの前でお披露目になり本当に嬉しく思います」、内田も「無事に撮影が終わることを祈り、公開を待っていました。今日を迎えられて嬉しいです」とようやく初日を迎えた喜びをを熱く語った。

耳をすませば
耳をすませば

トークは各々一番のお気に入りシーンの話題へ。清野は、聖司と一緒に「翼をください」を演奏するシーンを挙げ「撮影前から私は『翼をください』、聖司くんはチェロを沢山練習していたので、思い出も沢山あって素敵なシーンになったと思います」と振り返った。松坂も「それぞれ練習の成果を出さなきゃいけないシーンだったので、すごい緊張感がありました。とても刺激的な良いシーンだった」と同じシーンを振り返った。

さらに松坂は、中学生時代の雫と聖司が屋上で話している時、クラスメイトが入ってくるシーンも挙げ「アニメでもあったシーン。とても忠実に再現されていて、凄いと思った」と感心した様子。

また、撮影時のエピソードを振り返った山田は「清野さんと内田さん3人のシーンが多かったが、撮影の合間に清野さんがよくやっている、スマホのゲームを強制的にダウンロードさせられて…。ゲームを楽しんでいたらゲームだけで収まらず、3人で実際にほふく前進とかしながら戦いごっこをしていた」と3人の仲睦まじいエピソードを話した。

さらに内田は「夕子がタッちゃん(杉村竜也)をこんなに叩いてたっけ?と本編を観ながら思いました。監督からはタッちゃんに厳しい夕子で行こう!と言われ、ビシビシいった記憶がある」と監督からの演出を振り返り、「これまでの俳優史上で一番叩かれているかも?」と山田が返し、会場の笑いを誘った。

安原は、お気に入りのシーンとして雫と聖司が相合傘をするシーンを挙げ、「実際に相合傘ってすごく勇気がいるし、ちょっと憧れだったので、実際に出来て嬉しかった」と現役女子高生ならではの感想を語った。

それに対し中川は、高台までの坂道のシーンが一番印象的だったと挙げ、「スタッフさんから『絶対に落とすなよ!』とフリっぽい感じで言われたり、監督からは『松坂桃李は登ったけどね!』と言われました。監督からは色々なシーンで「松坂桃李は…」とすごいプレッシャーをかけられた」と監督のスパルタぶりを振り返った。

松坂も「最悪だね…」と中川をなだめると、平川監督は「すごい坂なんですよ。松坂さんも凄い大変だったけど、あなたも大変だったね」とすかさずフォローを入れた。

また、荒木は「原作でも大好きなシーンだったのですごく思い出に残っています」と神社のシーンを挙げ、住友は夕子が雫へ「振られてもいいけど告白すると」屋上で話すシーンを挙げ、「好きな人に告白するのは凄く勇気のいることだけど、そんな夕子を尊敬するしすごくカッコいいなと思いました」と初々しい感想を話した。

そして話題は誰もが憧れる甘酸っぱい青春エピソードに。自信の青春時代を振り返った清野からは「甘酸っぱいというより青々していたんですよね。高校の頃、毎日夜公園で空き缶の後ろ回し蹴りをしていた」という仰天エピソードを披露。山田からは「戦国時代じゃないよ!」と鋭くつっこまれ、「バイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチに憧れていた」と現在の清野の原点を垣間見せた。また、内田は「バレンタインにピンクと黄緑のきのこをモチーフにしたクッキーを作って配ったけど、誰も手を付けてくれなかった」と悲しい甘酸っぱいエピソードを披露した。

今度は男性陣2人へも同じ質問をすると、松坂は中学生時代のエピソードを振り返り、「部活で夏休み最後、海で花火をしたんですが、ロケット花火が全く違う方向の、しかもちょっと怖そうな人へ向かって飛んでしまい… 砂浜を走って逃げましたが、結局最後はみんなで土下座して謝りました」と男子ならではの青春を振り返った。

山田も中学生時代の卒業式を挙げ、「自分の第2ボタンを好きな子の為に取っておいていたんですが、その好きな子の友達が『あの子にあげたいんでしょ?』って言ってきてくれて… 結果、好きな子に渡せてお付き合いすることが出来たんです」と誰もがうらやむエピソードを語った。

また、清野からも中学時代の恋愛話が飛び出し「中学生の時にお付き合いしていた人がいたんですが、別の女子をバックハグしていた場面を偶然見てしまい…振られたと思ってダッシュして逃げました」と悲しい修羅場を告白した。

耳をすませば

終盤、MCより原作者である柊あおいからの激励メッセージが読み上げられると、清野は「生みの親でもある柊先生に素敵なお手紙を頂いて、本当に光栄です。雫を通してとても勇気を頂きましたし、雫を演じられてとても感謝しています」と溢れる思いを語った。平川監督も「柊先生の想いはとても有難いです。また、いまこうやってみんなと集まることができて、本当に幸せです」と初日を迎えらえた喜びを語った。

舞台挨拶の最後には、松坂が「『翼をください』がここまで本作に合うものかとすごく感動しました。劇中での清野さん、主題歌の杏さんお二人の歌声も含めて、とても清涼感があり清々しい作品です。是非皆さんの言葉でいいので、多くの方へ作品を伝えてほしいです」、清野が「2年半の思いがぎゅっと詰まった作品です。微力ながらたくさんの人に観てもらえるよう発信していきたいです」とそれぞれコメントし、惜しまれつつも舞台挨拶は出演者によるフォトセッションと共に幕を閉じた。

耳をすませば

不朽の名作「耳をすませば」が実写映画化
“10年後”の二人物語が、いま始まる。

ストーリー
読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫。彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司―――全部私よりも先に読んでる―――どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、10年後また必ず会おうと誓い合う。
それから10年の時が流れた、1999年。雫は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れない―――そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、そんな時の支えは聖司にとっても同じく雫であった。
そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は―――。

作品タイトル:『耳をすませば』
出演:清野菜名 松坂桃李
山田裕貴 内田理央 / 安原琉那 中川翼 荒木飛羽 住友沙来
音尾琢真 松本まりか 中田圭祐 小林隆 森口瑤子 / 田中圭
近藤正臣
原作:柊あおい「耳をすませば」(集英社文庫<コミック版>刊)
監督・脚本:平川雄一朗
音楽:髙見優
主題歌:「翼をください」杏(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/
公式Twitter:https://twitter.com/mimisuma_movie
公式instagram:https://www.instagram.com/mimisuma_movie/
コピーライト:(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会

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