【レポート】映画『猫は抱くもの』公開記念舞台挨拶実施!犬童監督&キャスト陣が撮影の裏話を披露、劇中アイドルを完全再現

猫は抱くもの

『ヘルタースケルター』(2012)以来、6年ぶりとなる沢尻エリカの主演、若手演技派俳優の吉沢亮出演、犬童一心監督がメガホンをとる『猫は抱くもの』が、6月23日(土)より全国公開され、本作の大ヒットを記念した舞台挨拶が、本日6月24日(日)に109シネマズ二子玉川で行われた。

ゲストとして劇中で主人公・沙織を振り回す役を1人2役で演じた柿澤勇人さん、アイドルのサニーズを演じた林田岬優さん、佐藤乃莉さん、末永百合恵さん、本作のメガホンをとった犬童一心監督が登壇。会場から割れんばかりの拍手に犬童監督は、「僕は映画が封切られてすぐ見ようという気持ちが最近あまりないんですけど、皆様には初日2日目に見に来て頂いて本当にありがたく思っています。僕も見習おうと思います」と挨拶。続く柿澤さんは、舞台の貴公子という紹介に対して「舞台の貴公子柿澤です。最近あまり言われないんですけど(笑)」とコメントし、ファンの笑いを誘った。

MCからの“サニーズはどんなコンセプトで作られたのか“という質問にたいして監督は、「映画の時代設定は明確にしてはいませんが、90年代のアイドルや韓国のアイドルの映像を見ながら考えました。ただ、香瑠鼓さんに振り付けを頼もうと思っていたので、彼女がいっぱい仕事をしていた頃のアイドルでいこうと思いました。益田トッシュさんに作曲をお願いしたのは、普段やらない作曲家に依頼した時の感じをやりたかったのでお願いして、ビジュアルの面も相談しながら作っていきました」とコメント。
沢尻さんとのキスシーンについて聞かれた柿澤さんは、「映像でのキスシーンは初めてで、舞台の稽古でも、いつキスシーンをするのか緊張することはあるんですけど、相手は沢尻さんなので、余計に緊張しました。でも、それがバレてしまうのも嫌なので、ガッツリ行きました!」とキスシーンの裏側も聞くことが出来た。
そして、劇中のバラエティ番組で挑戦した熱湯風呂について聞かれた林田さんは、「まさか熱湯風呂をやると思っていなかったので、気合入れ過ぎたら転んじゃいました(笑)」と体を張った演技について語ると、監督から、実は沢尻さんもやりたがっていたというエピソードが披露され、観客を驚かせた。続き、印象的なサニーズの自己紹介の挨拶について林田さんは、「楽屋で皆でふざけながら、それぞれの自己紹介を作ろうよという話になって、色んなアイドルの自己紹介を調べて監督に発表してみたら、監督が乗り気になって採用してくれたんです!」とコメント。監督は「いざ見てみたら良くできていて、使うかどうかは分からなかったけどとりあえず撮っておき、実際に本編でも使いました」と撮影秘話を披露した。

ここで特別ゲストとして劇中でサニーズが披露する楽曲の「ロマンス交差点」の作曲を担当した益田トッシュさんが登場し、「サニーズ最高だったので、すごく楽しい経験でした」と挨拶。さらに、本日のメインイベントとなるサニーズの劇中でも採用された自己紹介が、沢尻の代わりに柿澤さんを加えたスペシャルバージョンで披露。それぞれが台詞を決め、最後に全員で「We are サニーーズ!」とを決めると会場から大きな拍手が巻き起こった。監督から、謙遜した様子で「大きな拍手を貰うほどでもない(笑)」というツッコミが入り、更に会場を盛り上げた。
最後に監督から、「観る人によって解釈が変わるように作っている所があるので、是非この映画の感想を色んな人と話して欲しい」と語り、イベントは、幕を閉じた。

目次

『猫は抱くもの』公開記念舞台挨拶 概要

日時:6月24日(日)
場所:109シネマズ二子玉川 シアター1
時間:12:25 舞台挨拶
登壇者(※敬称略):柿澤勇人、サニーズ(林田岬優、佐藤乃莉、末永百合恵)、犬童一心監督

作品タイトル:『猫は抱くもの』
出演:沢尻エリカ / 吉沢亮 峯田和伸 コムアイ(水曜日のカンパネラ) / 岩松了
藤村忠寿 内田健司 久場雄太 今井久美子 小林涼子 林田岬優 木下愛華 蒔田彩珠
伊藤ゆみ 佐藤乃莉 末永百合恵 / 柿澤勇人
監督:犬童一心
原作:大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊)
脚本:高田亮
音楽:水曜日のカンパネラ
制作プロダクション:ADKアーツ
2018年/日本/カラー/ビスタ/DCP5.1ch/109分
企画製作・配給:キノフィルムズ

公式サイト:nekodaku.jp
コピーライト:(c)2018「猫は抱くもの」製作委員会

6月23日(土) 大ヒット公開中!

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