映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日(金)公開)の「親子で“自白”試写イベント」が10月15日(日)に開催され、主演の中島健人、浅利陽介、佐藤恋和が登壇した。
守るべきは国か、家族か。地位と権力に固執し口を閉ざす父・清治郎に対し、中島健人演じる息子・晄司は、誘拐犯の要求である“罪の自白”を求めるが、それは国家を揺るがすほどの“罪”だった―。劇中では対立する息子と父の姿が印象的な一方、“親子の絆”が事件解決の糸口となる本作にちなみ、会場の観客は【親子限定】。秋らしいベージュのジャケットをまとった中島と、「おま罪」カラーであるオレンジのネクタイが印象的な衣裳に身を包んだ浅利が登場した。
一足先に本作を鑑賞した親子を前に、中島は「ついに、という感覚。ありがたいことにたくさんの番宣にも出演させていただいている最中で、このような楽しいイベントがあるのがすごく嬉しいです。映画を観終わった後の皆さんの表情が晴れやかなので安心しています。皆さん“自白”しきった爽快な表情で嬉しいです」と、本作のタイトルをもじりながら喜びの気持ちを語った。
政治家一族・宇田家の次男・晄司は、数々の疑惑を持つ国会議員の父・清治郎の秘書をやむなく務め、煮え切らない日々を送っていた。そんなある日、一家の長女・麻由美(池田エライザ)の幼い娘が誘拐されてしまう。犯人からの要求は、清治郎の政治家としての“罪の自白”。そんな状況下でも権力に固執し口を閉ざす父に対するもどかしさから、晄司は怒りをあらわにして父と真っ向から対立。警察やマスコミ、国民までをも巻き込む壮大な事件に立ち向かっていく…。
そんな宇田家に婿入りした市議会議員で、自身の幼い娘を誘拐された緒形恒之を演じる浅利は、撮影中のエピソードについて「堤さんをはじめこの作品にはたくさんの“イケオジ”が出演しています。そんなイケオジたちと撮影中はシリアスなシーンが多かったんですけど、普段はたわいもない話で盛り上がって笑ってましたね。今日の差し入れなんだろうとか」と明かす。
ベテラン俳優の堤と初タッグを組んで演じた中島について、浅利は「なぜこの事件が起きたかとか、説明する台詞がとにかく多くて大変だったんだろうなと思います」と労いながら、「遠くにいても中島健人がどこにいるか分かりました(笑)匂いで(笑)」と中島との共演エピソードを明かす。そんな中島は浅利に対して「明るさに救われました。浅利さんが来てくれると笑顔になれるというか」とコメント。
そして、“親子の絆”が事件解決の糸口となる本作にちなみ、今だから言える感謝の気持ち、お悩み、ほっこりエピソードなど、<キャストに聞いてほしい様々な親子の“自白”>を事前に募集、その場で中島と浅利が生回答するトーク企画を実施。
早速一つ目に【昔、お母さんの服にスライムを落としてしまったことを未だに隠している】という子から親への自白が選ばれ、自身も子を持つ父である浅利は「早く言えこれは!スライムは乾くとほんとに取れないんですよ…」と苦笑した。中島も“親に隠していたこと”を聞かれると「好きな人がいることは全部隠していました。恥ずかしくて、『どの子!?』って母が会いたがるから絶対に言えなかったです」と照れながらも答えた。
続いて【娘が小さいときにくれた肩たたき券。もったいなくて使えていないが、今でも使えますか】という親から子への自白が飛び出し、中島が感動のあまり「ドラマ化したい!?めちゃくちゃ良い話じゃないですか!肩たたき券、今も使えますよね?」と浅利に投げかけると、浅利も「有効期限とかないです。これは持ってれば持っているほど、後々心がほぐれますね」としみじみ語り、自白の中に溢れる親子の愛に会場はほっこりとした穏やかな空気に包まれた。
最後の自白は【出産するとき、痛さのあまり「もうお産は無理で~す!」と子どもを産むことを諦めるような雄叫びを上げてしまった母を許してね(笑)】というもの。これには思わず中島も「女性の偉大さを改めて知るキッカケになりますね」とうなずきながら、実際の出産の立ち合いについて浅利に聞くと「いてもいなくてもあんまり関係ないかな、むしろいない方がいい」と経験を語る。「手を握ったりとかのイメージなんだけど…」と話す中島に対して、会場にいる母親が一斉に首を横に振ると「首横に振るなって!」とツッコみを入れ、会場の笑いを誘った。
他にも、「今日が誕生日で、息子が生まれてきてくれたことに感謝をする」母親からの自白や、「いつもランニングの自主練に付き合ってくれるお父さんへ感謝の気持ちを伝えたい」という中学生からの自白など、様々な自白が紹介され、中島も「自白ってネガティブだけでなく、良い意味のものもあるんですね」と、親子の絆に感動していた。
そんな二人の前に、本作で誘拐されてしまう、中島演じる晄司の姪で、浅利演じる緒形の娘・柚葉を演じた子役、佐藤恋和がたくさんの秋の花で「おま罪」カラーのオレンジ色に彩られた花束をもって登場。
二人を応援するため会場に駆け付けた恋和に、中島も浅利も「かわい~!」とメロメロに。花束を渡された中島は「ありがとう恋和。幸せです!」と喜びを爆発させ、浅利も「一年経ってこんなに大人の顔になるんだなと思ってビックリしています」と語った。二人と久々の再会を果たした恋和は「とっても嬉しいです!今日は中島さんにデレデレしないように頑張ります!」とコメントし、その可愛らしさに思わず「好き!」と叫んだ中島をはじめ、会場中が虜になった。
今だから“自白”できる恋和との撮影秘話について聞かれると、中島のことが大好きな恋和について、浅利は「中島さんがいらっしゃると中島さんを見て、僕の方は…あんまり見てくれない。それでも良いんです!自分は気にせずそれでも話しかけたかったから!」とちょっぴり切ないエピソードを披露。そんな浅利に、中島は機転を利かせて恋和に耳打ち、すると「浅利パパ大好き!」と恋和が笑顔で伝え、浅利も「中島健人の姿が背後に見えますがそれでも嬉しいです!!」とシリアスな展開が続く劇中とは一転、キャスト陣も会場もにこやかな雰囲気に包まれた。
最後に本作の公開を楽しみにしている人に向けて、中島は「僕にとっても、劇場に来てくださるすべての方にとっても、観た人のエネルギーになるような映画です。この映画が面白いということを皆さんに”自白”して頂きたいです!」と熱いメッセージを贈ると、オレンジ色のブーケで埋め尽くされた会場は大いに盛り上がり、和やかに行われたイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
ストーリー
政治家一族の宇田家の次男・宇田晄司(中島健人)は建築会社を設立するも倒産し、あえなく政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の父・宇田清治郎(堤真一)の秘書を務め、煮え切らない日々を送っていた。
そんなある日、一家の長女・麻由美(池田エライザ)の幼い娘が誘拐された。
犯人からの要求は身代金ではなく、「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という清治郎への脅迫。
それは決して明かすことが許されない国家を揺るがす”罪”だった。
権力に固執し口を閉ざす清治郎―。
晄司はタイムリミットまでに罪に隠された真相を暴き、家族の命を救うことができるのか!?
作品タイトル:『おまえの罪を自白しろ』
出演:中島健人 堤 真一
池田エライザ 山崎育三郎 中島 歩 美波
浅利陽介 三浦誠己 矢柴俊博 柏原収史 中村歌昇 佐藤恋和 アキラ100% 山崎 一
尾美としのり 池田成志 橋本じゅん 春海四方 小林勝也 菅原大吉 升毅 平泉 成
尾野真千子 金田明夫 角野卓造
監督:水田伸生
脚本:久松真一
原作:真保裕一『おまえの罪を自白しろ』(文春文庫刊)
主題歌:B’z「Dark Rainbow」(VERMILLION RECORDS)
配給:松竹
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/omaenotsumi/
公式X:https://twitter.com/omatsumi_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/omatsumi_movie
コピーライト:(C)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会
2023年10月20日(金) 全国公開
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