映画『ライド・オン』の公開を記念して、”ジャッキー・チェン来日舞台挨拶”が6月11日(火)に丸の内ピカデリーで開催され、ジャッキー・チェン、ラリー・ヤン監督が登壇した。
公式来日としては映画『1911』以来、約13年ぶりとなるジャッキー・チェン。今回、急遽実施が決定した来日舞台挨拶だったが、そのチケットは約2500席が販売開始5分で完売となるほど人気ぶり。舞台にジャッキー・チェン、ラリー・ヤン監督が登壇すると、満員の会場に大きな歓声があがった。
ジャッキー・チェンは「皆さんこんばんは、お久しぶりです、映画観た?好き?」と日本語で挨拶すると、早速観客から声援交じりのレスポンスが起こり、たちまち自身の舞台に空気を変えた。続く監督は「こんばんは、はじめまして、ラリー・ヤンです」と挨拶し、これが話せるすべての日本語だと話し、ジャッキー・チェンを羨望の眼差しで見つめた。
本作が初めての海外プロモーションだったのをうけ、なぜ来日というファンへの最高のプレゼントを用意してくれたのかを問われると、ジャッキー・チェンは「日本に来ることは簡単ではないが、長年、日本のファンが応援してくれたから来た。コロナでしばらく来れなかった間の借金を返済している気持ちです(笑)」と日本のファンへの想いを語った。
『本作はジャッキーが出てくれなければ、作品が成立しなかった』と監督がコメントしている件について、本作で一番力を入れたことを問われると監督は「ジャッキーと馬のシーンが本作ではたくさんある。ジャッキーと馬は親子であり、兄弟で、師弟でもある関係で見えるようにするために、馬の演技をどのように見せるかについて力を入れた」と作品への想いを語った。
さらに13年ぶりの来日となったジャッキー・チェンは、今回食べたいものを問われると「カニ!!!九州ラーメン!!ワサビ!!」と食べたいものを次々と日本語で答え、さらに熱い日本愛を見せた。
今回のイベントには、宣伝アドバイザーとして、新宿ピカデリー限定、小・中学生入場料100円キャンペーンを発案した大のジャッキー・チェンのファンである山田くんが登壇。ジャッキー映画の魅力について山田くんは「『ライド・オン』は5回観ました。ジャッキー・チェンや馬、娘、熱いスタントマン精神に心が震えました。劇中にはジャッキー自身のオマージュシーンもたくさんあり何度見ても飽きない作品です。ぜひたくさんの人にみてもらい、ジャッキー・チェンを好きになってもらいたい」とその魅力を熱弁した。
ジャッキー・チェンは「ハンサムで大人になったら役者になれる!僕のスタントチームにきて!」と山田くんをスカウト。その後、山田くんから、ジャッキー・チェンに宣伝コピーである「みんなで みてね、RIDE ON!スクリーンでまた あいましょう!」を読み上げてもらい、ジャッキー・チェンの日本語コメントに会場に歓声が響いた。山田くんは「背筋を伸ばした方がカッコいい!」と早速ジャッキー・チェンからの指南を受け感動しつつ、凛とした様子で降壇した。
さらに、もう一人のゲストとして、ジャッキー・チェンのモノマネで芸歴10年となるジャッキーちゃんが登壇。約7年ぶりの再会にジャッキー・チェンは「ますます似てきた!そっくり!今度僕のスタントマンをやってくれ!」とおちゃめな反応をみせた。
そしてジャッキーちゃんのモノマネの一つ、「拳を痛がるジャッキー・チェン」のネタを本人の前で披露した。さらに、演技を高めるため本人にアドバイスを求めると、ジャッキー・チェンは「映画はこういうもんだが、現実は違う!これは80年代のジャッキーだから、“酔拳”を勉強すべき!」とアドバイスをし、酔拳のポーズをし、ジャッキーちゃんも真似したことで、W酔拳を披露した。
さらに、ジャッキー・ちゃんからの質問として、長年続けてきた自分のモノマネに対して、どう思うかを問われるとジャッキー・チェンは「嬉しい!ジャッキーちゃんは悪いところばかり真似してくれるから、いいところも悪いところをまねしてほしい」と笑いながら話し、ジャッキー・ちゃんがこれからもものまねしていいか聞くと、快くOKをした。
最後に「日本にいっぱい来てくださいね!」とジャッキーちゃんがリクエストするとジャッキー・チェンは食い気味に「ぜったい!」と日本語で答えさらに会場を沸かせた。
そして、BGMに流れている本作の主題歌「青春故事(せいしゅんこじ)」をジャッキー・チェンが歌いはじめ、その歌の上手さに、観客の手拍子が起こり、すぐさま会場はコンサート会場に。歌詞を間違えても笑いながら歌い続けるお茶目なジャッキー・チェンは「長い間応援してくれてありがとう、毎年1本は出演する!」と熱い思いを語り、笑顔で続きを歌いながら降壇した。
ストーリー
香港映画界伝説のスタントマンと言われたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)はケガをきっかけに第一線を退き、現在は借金取りに追われながら中国の撮影所に住み込み、愛馬・チートゥとエキストラなどの地味な仕事をこなす日々を送っていた。ある日、チートウの元持ち主であった友人ワン(レイ・ロイ)の債務トラブルが原因で、チートゥが競売にかけられる危機に。困ったルオは疎遠になっていた一人娘のシャオバオ(リウ・ハオツン)を頼る事にする。法学部の学生であるシャオバオは、恋人の新米弁護士ナイホア(グオ・チーリン)を紹介。だがシャオバオは、スタントに入れ込むあまり母と離婚した父を受け入れられずにいた。チートウに惚れ込んだ大企業の総裁で馬好きのホー(ユー・ロングァン)が、チートゥを買い取りたいと申し出るがルオは請け合わない。昔ながらの体を張った危険なスタントに固執する姿に反発したシャオバオとも溝ができてしまう。結局は裁判で負け、チートゥをホーに譲る事になったルオ。シャオバオは、仕事にも家族にも命をかけることでしか愛を伝えられない不器用な父の為に愛馬を返して欲しいとホーに懇願するが・・・
『ライド・オン』
出演:ジャッキー・チェン リウ・ハオツン グオ・チーリン ユー・ロングァン アンディ・オン ジョイ・ヨン ユー・アイレイ シー・シンユー レイ・ロイ ウー・ジン
監督・脚本:ラリー・ヤン
原題:龍馬精神
英題:RIDE ON
中国公開:2023年4月7日公開
中国/2023年/126分
翻訳者:小木曽三希子
配給:ツイン
(C)2023 BEIJING ALIBABA PICTURES CULTURE CO., LTD.,BEIJING HAIRUN PICRURES CO.,LTD.
(C)2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
公式サイト:https://ride-on-movie.jp/
公式X:@movie_rideon
絶賛上映中!!
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