【レポート】『今夜、世界からこの恋が消えても』なにわ男子・道枝駿佑と福本莉子が、念願の故郷・大阪で舞台挨拶!

今夜、世界からこの恋が消えても

『今夜、世界からこの恋が消えても』が7月29日(金)に初日を迎え、W主演を務めたなにわ男子の道枝駿佑と福本莉子の地元である大阪のTOHOシネマズ梅田にて初日舞台挨拶が実施され、全国153館の映画館へ同時生中継が行われた。

原作は、第26回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞受賞作品であり、日本、韓国、中国書籍の合計発行部数が50万部を突破(2022年6月時点)するなど、国境を超えて異例の大ヒットを記録している一条岬の同名恋愛小説。

眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本莉子)と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透(道枝駿佑)の儚くも切ない愛の物語だ。

目次

『今夜、世界からこの恋が消えても』舞台挨拶

日時:7月29日(金)
場所:TOHOシネマズ梅田 スクリーン1 ※153館での中継
登壇者:道枝駿佑 福本莉子 MC:大抜卓人 ※敬称略

TOHOシネマズ梅田に集まった約700名と、中継先の全国153館の映画館で見守る観客の盛大な拍手で迎えられて登場した2人。道枝は「初日を迎えられて、皆さんに無事に届けられて嬉しく思います」、福本は「今日から皆さんに観て頂けるので、ぜひ魅力を伝えていただけると嬉しいです」と初日を迎えた喜びと感謝を伝えた。

今夜、世界からこの恋が消えても

今回は、本作としては初の本編上映後の舞台挨拶となり、本作の感動の余韻そのままに、涙ぐむ観客の姿も。そんな姿を目の当たりにした福本は「涙ぐんでる方もいらっしゃる…」と本作が心に届いたことを安心したように微笑んだ。道枝も「SNSに“くっそ泣いた”とコメントがあって(笑)嬉しかったです」と語った。

MCから「この作品に出演する前後で自身の中で大きく変わったことは?」という質問に、道枝は「(本編を)観るまでは自分でも怖くて不安だったんですが、観て素敵な作品に巡り合わせてもらったなと感じました」と手ごたえをのぞかせた。さらに、「最初は不安だったかもしれませんが、今作が出来上がって自信がつくものですかね?」との問いに、道枝は「少し自信にはなりました。たくさんの方々に支えていただいた作品なので、自分としても一歩成長できたらいいなと思います」と回答。福本も“今作を通じて変わったこと”として、「真織は、透くんや友情や家族に助けられ、この映画を通して改めて愛について考えました」と答え、会場や中継先の観客も2人の言葉に聞き入っていた。

今夜、世界からこの恋が消えても

実はこの舞台挨拶は、福本が7月6日(水)に都内で行われた<七夕願いごとイベント>で祈った【映画の初日を大阪で迎えたい】という願いが叶った形で、念願の2人の地元・大阪での開催となった。
今回の梅田での舞台挨拶について、道枝は「映画の舞台挨拶を大阪でするのが憧れだったので、このような機会をいただけて嬉しいです」と答えると会場からは拍手が起こり、福本は「この(TOHOシネマズ梅田の)映画館によく来ていたので、大阪ももちろん嬉しいのですが梅田というのがより一層嬉しいです」、道枝は「僕もよくTOHOシネマズに来ていたので、まさか自分がこの舞台に立てると思っていなかったです」と故郷・大阪で舞台挨拶ができたことに感慨深い様子。

MCから撮影中の“今だから言えるエピソードや、記憶に残っていること”を聞かれた2人。道枝は「僕は普段、寝ている時に半目になってしまうんですが、電車の中でうとうと寝ているシーンで、寝たふりでも半目になっていたんです」と明かし、福本は「浜辺でのピクニックのシーンで、トンビにサンドイッチを取られました!」とエピソードを披露。さらに、福本は「道枝さんが台本では神社で大凶や凶を引くシーンだったんですが、大吉を引いたんです!」というエピソードには、道枝は「自分でも持ってるなと思いました(笑)」と答え、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

今夜、世界からこの恋が消えても

最後のメッセージとして、福本は「今作に、何気ない日常が幸せだと教えてもらいました。いつもある日常がより愛おしく思えると思いますし、この映画を観て皆さんの日常がより輝いて見えると嬉しいです。この夏の思い出になれば」と答え、道枝は「全国の皆さんにお届けできて本当に有難く思います。涙腺崩壊していただけると嬉しいです。これからも『セカコイ』を愛していただけたら」とコメントした。

最後にTOHOシネマズ梅田では、客席をバックにしたマスコミ向けのフォトセッションを実施。会場の観客に配られた水色とピンクの紙を頭上に掲げるとマスゲームのように会場内には“セカコイ”カラーの水色の巨大なハートマークに見えるという演出で、会場の観客からゲストの二人に“この作品への想いは消えへんで!”という愛を伝えようというもの。実際に巨大なハートマークを観た二人も楽しげにフォトセッションに参加し、“消えていく記憶”がテーマである本作だが、会場や中継先のお客様、そして何より道枝と福本にとっても“決して消えない、ずっと記憶に残る”であろう舞台挨拶が大盛況のうちに終了した。

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