【レポート】映画『スタートアップ・ガールズ』上白石萌音×山崎紘菜W主演<大学生新聞記者による女性起業家インタビュー>

スタートアップ・ガールズ
上白石萌音×山崎紘菜W主演映画『スタートアップ・ガールズ』が、全国にて大ヒット公開中だ。

この度、映画公開を記念して、リアル大学生新聞部の記者である成蹊大学 新聞部 篠原強さんによる女性起業家へのインタビューが実施された。

学生時代から起業をスタートさせていた新居日南恵さん(株式会社manma代表取締役社長)と角田千佳さん(株式会社エニタイム代表取締役社長)に大学生ならではの目線で話を伺った。

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新居日南恵さん(株式会社manma代表取締役社長)インタビューレポート

今回、全国公開中の映画『スタートアップ・ガールズ』にも出演し、女性起業家としても活躍されている、株式会社manmaの代表取締役の新居日南恵さんに取材をした。

起業したキッカケは、大学1年生の時に家族のテーマに興味があり、家族環境を改善する仕組みについてある人に相談したことだ。30歳になって子供を持ってから、こういうテーマで事業を行っている人はたくさんいるが、19歳から始めて29歳まで続いたとしたら、30歳までに10年間家族を専門的に扱う“オンリーワン”の存在になれる。「具体的にやりたいなら今やりなさい」という言葉に動かされ大学生の時、プロジェクト的にスタートしたという。大学生のうちでできることは、リスクをとることだと考えていたからこそ、選択できたのではないだろうか。そして新居さんは、このプロジェクトを継続するにつれ楽しさを見出した。その結果、続けるために金銭的な問題点を周りの人に教授してもらい収益化に繋げ、会社を立ち上げたという。そのため、会社がないのに起業家と呼ばれる時期があり、「すみません、嘘をついていて~」と当時を振り返り笑顔で語ってくれた。

起業は、本当に興味があることを自分で試せる楽しさがあり、失敗も成功もすべて自分の責任という面白さがある。そして、大切なことは「“とにかく長期戦で、うまくいかないのが当たり前”。現実を知らないで考えることは空想のプランであり、やっていく過程で変化して良くなっていくもの。その視点を持てるかが大切である」と話す。社会経験を3年ほど積んでから、起業したいという人は多い。しかし、大きい企業に入社した場合どこに配属されるかもわからない中で、自分の得たいものが3年間で本当にその企業で得られるのかと、疑問に感じた。

最後に起業を志す人にむけて新居さんは「自分が何をしたいのかにすべては立ち止まる。人生で何でもできるとしたら何がしたいのか。それができる場所があるならそこへ就職し、存在しないのなら自分で作る。社会が変わってきているからこそ自分がやりたいことが通常の企業にはなくて、その場所が作れる可能性があるのなら今生まれてきた最大のラッキー。失敗してもほかの企業で働くというセーフティネットもある。そこはリスクがないからチャレンジのしがいがある」と、力強く話した。

角田千佳さん(株式会社エニタイム代表取締役社長)インタビューレポート

映画『スタートアップ・ガールズ』公開を記念して東京・IWAI OMOTESANDOでトークイベントが行われた。株式会社CRAZY・CRAZYWEDDING創業者の山川咲氏、ヘイ株式会社代表取締役社長の佐藤裕介氏、エニタイムズ代表取締役社長・株式会社Qnoir取締役の角田千佳氏が登壇し、起業についての話が質疑応答の形式で繰り広げられた。今回は、角田千佳さんにインタビューを試みた。

起業したキッカケは、野村証券で働いていた際に触れ合った、債券や株の運用をされる地域の高齢者である。相続の問題、贈与や家の相談などが持ち寄られた。その時、決まって話題に上がったのが「孤独である」、「話し相手が欲しい」、「手助けが欲しい」などの言葉だった。その結果、世の中に高齢者が多いことを実感し、超高齢化社会の課題に注目するようになり、設立につながった。会社の名前はダーウィンの 「強いものでも賢いものでもなく変化に適応できるものが生き残る」という、 好きな言葉からヒントを得た。そして、様々な時代で適応するため、“いろんな”という意味のANYと、“世の中に適応する”の意味を込めてTIMESを用いてつけられた。ロゴは“人と人とをつなぐ”思いからプラスの記号を一筆で書いたデザインの“コネクティッドプラス”。現在のロゴになったという。

起業のやりがいは、すべてのことが0から始まって一つずつ新しいものが出来上がっていくことが喜びにつながる。「作ることが私自身好きなんだと思います」と話す。また大変さについては、その時々は大変だが、結果を見ると自分がまずいと思った時こそ、逆にチャンスに代わっていることが多い。壁にぶつかった時こそ、今までのやりかたを覆すようなやり方でないと乗り越えられない。この覆すという行為が新しいアイディアやビジネスにつながった。実際にQnoirという新しいチャレンジも、エニタイムズの事業でのピンチがチャンスに変わったかたちであった。そして、企業を運営している中で不安なことも語ってくれた。それは、変化がないこと、失敗がないときが一番不安だ。いくつも壁を乗り越えてきている、彼女だからこその発想なのだと思う。

起業を目指す人たちへ角田さんは「運営している7年でも思うのは、起業や独立のハードルが下がった。ウェブサイトや広告費、マーケティングは様々なツール、口コミやSNSなどを利用することでコストを削減できる。現在は独立のしやすい環境なのかと思う。私からしてみればうらやましい限りです」と笑顔で語った。

ストーリー
無理だと思った瞬間、人はその思考に負ける!
自由奔放なで天才的な大学生起業家・光(上白石萌音)と“無難 is BEST”な安定志向をもつ大企業OL・希(山崎紘菜)。
正反対の2人は、光の事業をサポートしているミズキ(山本耕史)との計らいで、小児医療遠隔操作で診察をする新プロジェクトのビジネスパートナーになってしまう。
身勝手な光の言動に振り回される希は、光を信じることができず、仕事にも行き詰まる。
非常識女vs手堅い女。
人生最悪の出会いは、史上最強の新時代を創り出すことができるのか?

作品タイトル:『スタートアップ・ガールズ』
出演:上白石萌音 山崎紘菜
大西礼芳 長田侑子 沖田裕樹 三河悠冴 MEISHA BROOKS
渡辺真起子 宮川一朗太 神保悟志
山本耕史
監督:池田千尋
脚本:髙橋泉
主題歌:「スリープ」Performed by ASIAN KUNG-FU GENERATION
挿入歌:「スリープ」(Covered by XAI)』Performed by XAI
企画・製作:KM-WWORKS
配給:プレシディオ

公式サイト:startup-girls.jp
公式twitter:@startupgirlsmov
公式Instagram:startupgirlsmov
コピーライト:(c)2018 KM-WWORKS Ltd., All rights reserved.

TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中

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