【レポート】『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』“埼玉県民の日”にGACKT、二階堂ふみら豪華キャストが集結!

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が11月23日(木・祝)公開となるのを前に、“埼玉県民の日”である11月14日(火)、豪華キャストが埼玉県内を“翔び”まわるイベント<映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』公開記念 埼玉の埼玉による埼玉のための大感謝祭>が開催された。

この日は豪華キャスト陣が、埼玉県内で行われた「翔んで埼玉展」オープニングセレモニーや、埼玉県庁オープンデーのコラボステージ、イオンレイクタウンでの特別ステージなどを1日かけて巡り、コクーンシティで実施された「クリスマスイルミネーション点灯式」には、GACKT(麻実麗役)、二階堂ふみ(壇ノ浦百美役)、加藤諒(信男役)、益若つばさ(おかよ役)ら“埼玉解放戦線”の主要メンバーが揃って登壇。フィナーレには、前作の公開劇場の中で全国No.1の動員&興収を叩き出した「聖地・MOVIXさいたまでの舞台挨拶」が行われ、行田市の田んぼアートや劇場各地を回ったアキラ100%(内田智治役)、はなわ(東武伊勢崎線代表役/主題歌担当)も合流した。

目次

コクーンシティ「イルミネーション点灯イベント~埼玉が灯る伝説の夜~」&MOVIXさいたま舞台挨拶 概要

日程:11月14日(火)
登壇者(敬称略):
・コクーンシティ「イルミネーション点灯イベント~埼玉が灯る伝説の夜~」
GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ
・MOVIXさいたま舞台挨拶
GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、アキラ100%、はなわ
場所:コクーンシティ内 コクーンひろば/MOVIXさいたま シアター12

映画公開を記念し「翔んで埼玉 ~コクーンシティより愛をこめて!?~」と題した様々なコラボ企画を実施中のコクーンシティ。本コラボの目玉としてコクーンシティ内の広場で実施されたクリスマスイルミネーションの点灯式には約2,000名の観覧客が駆けつけ、この日、埼玉県各地で実施されたイベント全ての総来場者数は5,000人に達した。

前作に引き続き、埼玉解放戦線を率いる主人公の麻実麗を演じたGACKTは「みんな寒い中、待っていてくれて非常にうれしいです」と語り、「このイベントも皆さんの寒さのことを思うとパッパと終わらせて帰ろうと思います、短い時間ですが楽しんでください!」と冗談を交えながら挨拶を交わすと、会場内のボルテージは早くも最高潮に。

続いて、麗と共に“日本埼玉化計画”を推し進める壇ノ浦百美役の二階堂が「この埼玉県民の日に、埼玉に来ることができて、埼玉県民の皆さんとお顔を合わすことができて本当にうれしく思います!いえーーーーい!!」と茶目っ気たっぷりに声援に応え、埼玉解放戦線のメンバーの信男役の加藤、おかよ役の益若の二人も「今日このイベントのチケットを手に入れるために朝5時から並んでくれた人がいたと伺っています!本当に来てくれてありがとうございま~す!」(加藤)、「埼玉県民の日にディズニーランドに行かずにこのイベントに来てくれてありがとうございます!」(益若)と笑顔を見せた。

夕日もすっかり沈み、辺りが暗くなってきたところでいよいよイルミネーションの点灯に。「3・2・1…」と声をそろえ、GACKTの「埼玉に光をーーーー!」という合図で、イルミネーションが点灯し、埼玉にひと足早いクリスマスシーズンが到来するはずが…「このレベルじゃぁいけないな~」とGACKTがカウントダウンを仕切り直した瞬間、誤作動でイルミネーションが点灯!しかし一同「これも埼玉らしいね」と会場は笑いの渦に。再び仕切り直して、GACKTが「埼玉に光をーーーー!!!!」と合図すると、約45万球のシャンパンゴールドのイルミネーションが華やかに点灯し会場は温かな光に包まれた。

続いて、前作の公開劇場の中で全国No.1の動員&興収を叩き出し、ファンの中では“聖地”と呼ばれている「MOVIXさいたま」の話題になると、加藤は「前作は9カ月以上も劇場で公開して頂いて、こんなことって中々ないですよね!」とコメント。一方、埼玉県越谷市出身の益若はMCの「コクーンシティもよく来られてらっしゃるんですよね?」という質問に対し、「実は初めて来ました…。越谷市のレイクタウンの方によく行っていて!」と告白。すかさず「コクーンシティ最高です!映画もコクーンシティ(MOVIXさいたま)で観たいです!」とフォローした。

改めて作品の魅力について聞かれたGACKTは「パートⅡは話が無駄に広がっています。埼玉だけでなく他の県の人も巻き込んで非常にはた迷惑な映画となりました。パートⅠで埼玉の方たちには寛容な心で受け止めて頂きましたが、きっと関西の方たちには受け止めてもらえないだろうと非常に不安でなりません」と明かすと、二階堂も「パートⅡはより羽振りのいい作品になっております!その分、かなり色々な地方に飛び火をしておりますのでちょっと心配もあります」と来週公開というタイミングにも関わらず、いまだに残る不安と心配を吐露。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

最後にGACKTは「この作品は僕らだけで完成されているわけではなく、ここにいる皆が劇場に行って、笑って、知らない人たちと感動を共有して初めて完成する作品だと思っています。是非、埼玉県民の皆様にはそれぞれの埼玉色にこの映画を染めて頂き、一緒に盛り上げていってほしいなと思います」と語りかけ、さらに「もし埼玉で盛り上がってるって聞いたら、ボクもプライベートでどこかの埼玉の映画館に行こうかなと」という発言に、会場はまたも大盛り上がり。

二階堂は「パートⅠでは映画ファンとして沢山の方に劇場に来て頂けて本当にずっとうれしく思っておりました」と改めて感謝を述べたうえで、「皆様の翔んで埼玉への愛でパートⅢへ向けてより盛り上げていきたいと思います!」と早くもパートⅢへの意気込みを述べ、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こり、点灯イベントは大盛況のうちに終了した。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~
翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

その後「MOVIXさいたま」で実施された舞台挨拶には、“埼玉県民の日”を祝して、埼玉県在住、または通勤通学者限定での募集ながら多くの観客が詰め寄せ、GACKTが開口一番「埼玉県民の日にはみんな東京ディズニーランドに行くって聞いたんですけど…。」と会場の笑いを誘い、「今日はボクたちに会いに来たの?映画を見に来たの?」とライブさながらのコール&レスポンスを実施。観客からの「どっちもー!」の返事に「そんなこと言われたら泣いちゃうな…今日は最後まで楽しんでいってください!」と挨拶すると、場内は大歓声に包まれた。

イベントでは、各キャストが埼玉県内の各イベントに参加した様子を収めた写真がスクリーンに投影され、各々が本日の“大感謝祭”を述懐。早朝に行われた行田市・田んぼアートの稲刈りに参加したアキラ100%とはなわ。はなわは初めて行田市の行田タワーに登ったことを振り返り、「展望台は柵も無いし網もないし、めちゃくちゃ怖かった!」と話すと、アキラ100%は「ジャッキー・チェンでもNOっていうくらいのスリルある場所でした」と埼玉県唯一のタワー・行田タワーをPRしつつ、分刻みのスケジュールで奔走した一日を振り返った。

今年の6月に田植えに参加した加藤・益若も「ぬかるみも凄くて歩くのも精一杯で植えるのも1~2本しか植えられなかった」(加藤)、「多くて5本…」(益若)と、同じく奔走した思い出を振り返り、二人の苦労を労った。

そんな加藤、益若の二人は所沢市・EJアニメミュージアムで開催された「翔んで埼玉展」のオープニングセレモニーに参加。作中登場する、池袋屋上に構える埼玉解放戦線のアジトを再現した巨大セットなどの貴重な展示を楽しんだ益若は「映画のセットがそのまま置かれていたりして感動しました!」と興奮気味に話し、「お客さんがGACKTさんと僕(信夫)のコスプレをしたお客さんに出会えました!」と喜びを語る加藤とともに、展覧会への来場も呼びかけた。

そしてこの日、満を持して「埼玉県庁」に足を運んだのは、GACKTと二階堂の“翔んで埼玉・名コンビ”。「県庁オープンデー」を記念した『翔んで埼玉』コラボイベントスペシャルステージに登壇した二人は、これまで謝罪続きであった『翔んで埼玉』が、大野元裕埼玉県知事よりまさかの深い感謝と表彰の意を示されたことを告白。

埼玉県庁が新たに創設した「彩の国M.A.P(Most Attractive Player)」に映画『翔んで埼玉』が表彰されたことについて、GACKTは「内容はどうあれ、賞状を頂くことはうれしいですね。ただ知事は『本音ではあげたくないけれど』と仰っていました」と改めて困惑した素振りを見せ、二階堂も「知事が『翔んで埼玉』を知事認定してくださった後に、『でも翔んで埼玉を超える埼玉を有名にしてくれる作品が出来たら取りやめます』と仰ってました」と大人のやり取りがあったことを振り返り、苦笑いした。

イベント後半には、MCから【重大発表】が告げられ、突如として埼玉県の地図がスクリーンに投影。何事かと訝しげな顔を浮かべるGACKT、二階堂らに対し、地図上で各キャストが訪問した場所を線で繋ぐと、『翔んで埼玉』のシンボルともいえる「さ」の文字が浮かび上がるという“仕掛け”が明かされると、場内からは割れんばかりの拍手と笑いが巻き起こった。

この日のイベントに相応しい(?)壮大な茶番劇に、GACKTは「途中凄い棒が移動してたし!」とツッコんだが、MCの「こういうところが翔んで埼玉らしさじゃないですか?」というフォローに、「そういうこと言うから『翔んで埼玉」が落ちていくんですよ!」と唖然としながらも会場を爆笑させていた。

最後は、加藤と益若が田植えをし、アキラ100%とはなわが稲刈りをした行田の田んぼアートの稲を花束風にまとめた“稲束”がGACKT、二階堂に贈呈され、フォトセッションを実施。
GACKTは改めて「この作品は結構、革命的な作品なったんじゃないかなと思います。映画は静かに見なくちゃいけないという風潮を埼玉県の“笑いの怒号”が壊し、それが全国に拡がって新しい映画感のあり方になったのかなと」と改めて作品の魅力を熱く語ったかと思うと、「見て頂ければ分かりますが、この映画は多くのパクリ疑惑があります。なのでSNSで拡げないでください。公開中止が早まります。大人の本気の茶番劇だと、大きな心で受け止めていただければ幸いです」とまたしても会場の笑いを誘いつつ作品をアピール。二階堂は「大ヒットに続く大ヒットが巻き起こればパートⅢは必ず作れる!と思いますのでどうか皆さん末永く宜しくお願いします!」とGACKTと“稲束”を高く掲げ、映画の大ヒットへ願いを込めた。

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