10月27日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開が満席にてスタートした日米合作映画『殺る女』。本作は、日本×韓国×アメリカ×フィリピン×タイ×ミャンマー×デンマーク、世界のトップスターが豪華競演し、プチョン国際ファンタスティック映画祭2018のWorld Fantastic Red部門に正式出品され多くの観客を魅了した。
そしてこの度、公開初日の10月27日(土)にシネ・リーブル池袋 シアター1にて、主演の知英、共演の武田梨奈、駿河太郎、そして宮野ケイジ監督が登壇する初日舞台挨拶が開催された。
『殺る女』初日舞台挨拶 概要
日程:10月27日(土)
時間:12:30~13:00 ※上映後 舞台挨拶
場所:シネ・リーブル池袋 スクリーン1(東京都豊島区西池袋1-11-1 ルミネ池袋店8階)
登壇者(※敬称略):知英、武田梨奈、駿河太郎、宮野ケイジ監督
MC:八雲ふみね
満席スタートとなった日米合作映画「殺る女」の初日舞台挨拶が27日、シネ・リーブル池袋で行われ、主演の知英、共演の武田梨奈、駿河太郎、メガホンをとった宮野ケイジ監督が登壇した。
本作は、幼い頃に家族の命を奪った“腕にタトゥーがある男”を探して復讐するために、凄腕の殺し屋になった愛子(知英)と、ある事件をきっかけに孤児院育ちの看護師・加賀由乃(武田)、その兄で元暴力団員・加賀俊介(駿河)が出会ったことで、バラバラだった3つの人生が重なり翻弄されていくさまを描くバイオレンス・エンターテインメント。
「今日は雨だと思っていたら晴れました。よかったです。こんな初日を迎えられて嬉しいです」と笑顔で挨拶した知英は、本作が今年に入って3本目の主演作となったが「いろんなキャラクターに出会って、女優としても勉強になりました。実は殺し屋は何回もやっているんですけど、今回は感情的にもセンシティブな役で、でも腕がある冷静な人、何を考えているかわからない冷たい人だったんですけど、そういう愛子としてどういう風に向き合えばいいのかなと悩みましたが、そこは監督に助けていただいて頑張りました」と吐露し、「セリフの少ない役だったのでラッキーって思ったんですけど、逆にもっと難しくて“ナメてたのかな”と思ったんですけど(笑)、演技をすることにいっぱい悩んだし、だからこそ出来上がったものを見て、いい時間を過ごせたなと思いましたし、今でも愛子に会いたいです」と感慨深げに語った。
そんな知英と今月3日に行われた本作の完成披露上映会で初対面した武田は、知英の印象を聞かれると「完璧すぎてすべてがキラキラしているのでなんとも言えないです。でもこの間、取材のときにちょっと天然っぽい発言をされていて、そのちょっとした隙もまた素敵だなと思いました」と目を輝かせ、駿河の印象については「年に数回会う親戚のお兄さん。安心感もあって、今回は兄弟役をやらせていただいて心強かったですし、本当にこういうお兄ちゃんがいたらいいなという理想の人です」と絶賛した。
さらに駿河は知英の印象について「闇を抱えていて苦しい役だったので、現場でのことは覚えていなくて、韓国での映画祭のことのほうが覚えています。すごく明るい人だということを韓国で知りました。韓国で長い時間、一緒に過ごさせてもらったんですけど、ちょっと天然かなと思うことはありました」とコメントし、武田と駿河の2人から“天然”認定された知英は照れ笑いを浮かべた。
また本作には、日本、韓国、アメリカ、フィリピン、タイ、ミャンマー、デンマークなど世界のトップスターが豪華競演しているが、宮野監督は「国際色は意識をしていなかったですし、知英さんのパートは英語が飛び交う現場ではありましたが、俳優さんって演出の以前に役に向き合って、自分で答えを出さなきゃいけない部分が必ずあるんですけど、皆さんちゃんと理解された上で現場に入られたので、僕はジャッジをしやすかったですね。素晴らしかったです!」とキャスト陣に感謝した。
さらに、本作の内容にかけて“自分と向き合っていると思う瞬間”を質問されると、知英は「お芝居って自分と向き合うことなのかなと思っていたんですけど、最近は自分と向き合うのではなくて、その役になるには自分はどうすればいいんだろうって考えになったんです。いろんな役に出会っていくうちに、そういうことが楽しくなってきて、最近はそういうことを考えている時間が好きですね」と声を弾ませ、さらに日記を書いていることを明かし「紙とペンで書くのって気持ちよくて、何年間もずっと続けて書いています」と紹介した。
同じ質問に、武田は「1人で考えることが多くて、先週はゴールデン街に行って1人でお酒を飲みながら自分を見つめ直しました」と告白し、駿河から「お酒には飲まれないの?」と声をかけられると、「そのギリギリのところが1番自分を見つめ直す時間になっていて、シラフだと頑固な自分がいるんですけど、ちょっと酔うと弱い自分が出てくるんです」と明かした。
さらに駿河はサーフィンを挙げ「自然と戯れると自分の小ささを痛感しますね。サーフィンをするときは何も考えずに波のことだけ考えて挑んで、陸にあがったときに“自分の抱えている悩みなんて小さなことだな”って思うようになったので、サーフィンをすることが自分と向き合うことですね」と語り、隣で拍手をした知英は「名言です!陸にあがったら自分の悩みなんて小さなこと…」とキラキラした目で駿河を見つめた。
舞台挨拶の最後に、好調発信となった本作が、10月31日(水)18:35回の上映後、主演:知英、宮野ケイジ監督を招いて、“殺し屋・愛子が『殺る女』を語りつくすトークイベント”を緊急開催することが発表された。10月28日(日) 0:00 <10月27日(土)24:00>より、劇場オンラインチケット予約がスタートし、10月28日(日)シネ・リーブル池袋((https://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/)オープン時間より劇場窓口販売を開始となる。この機会にぜひ、スタイリッシュなバイオレンス・エンターテインメントにご注目いただきたい。
ストーリー
幼い頃、家族の命を奪われた女・愛子(知英)は、両親を殺害された時に見えた腕にサソリのタトウーがある男を探すため、殺し屋となった。
孤児院育ちの加賀由乃(武田梨奈)は看護師になり、勤務先の医者に想いを寄せているものの心に闇を抱え続けている。由乃の兄で元暴力団員の加賀俊介(駿河太郎)は、今は足を洗い、堅実に生きていた。
ある日、孤児院仲間にハメられた加賀は追い詰められ、家族や由乃を巻き込みながら、とんでもない事件に堕ちていく。この事件をきっかけに、愛子は幼き日の自分に似た加賀の一人娘・カナと出会い、運命を狂わせてゆく。
バラバラだった愛子、由乃、加賀の3つの人生は重なり翻弄されて・・・ミスをしない殺し屋・愛子の復讐劇に訪れる、衝撃の結末とは?
作品タイトル:『殺る女』
出演:知英
武田梨奈
駿河太郎 篠原篤
藤田りんか(子役) ニコラス・ペタス 中尾隆聖 黒田アーサー サヘル・ローズ 和希沙也
松本大志 日向丈 水石亜飛夢 江口祐貴 伊崎右典 清水一哉 玉代勢圭司 山優香
Irin Sriklao, Jaw Maran,Charice a.k,a Jake Zyrus
監督・脚本:宮野ケイジ
主題歌:“OUT THE WINDOW” Charice a.k,a Jake Zyrus
製作:岡本東郎 五十嵐匠 藤巻典敏
プロデューサー:行実良 関顕嗣 長井龍 Jaw Maran
ラインプロデューサー:山地昇
撮影監督:中澤正行
助監督:佐々木利男
照明:野村久数
録音:山田幸治
美術:中谷暢宏
ガンエフェクト:遊佐和寿
衣裳ヘアメイク:おかもと技粧
編集:江橋佑太
宣伝プロデューサー:廿樂未果
特別協賛:FCAジャパン株式会社 オハヨー乳業株式会社
制作:ストームピクチャーズ
制作協力:アトリエ羅夢
宣伝:MUSA
劇場営業:長谷川裕介
2018年/日本・英語/84分/5.1ch /ビスタサイズ/カラー/デジタル
配給:プレシディオ
公式サイト: yaruonna.com
コピーライト:(c)2018「殺る女」製作委員会
10月27日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開中