今年のカンヌ国際映画祭で、審査員満場一致で【最高賞】パルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が1月10日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開となる。
全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから想像を遥かに超える展開へと加速していく物語は、既に韓国動員1,000万人突破、フランス動員160万人突破ほか、11日に封切られた全米でも今年の外国語映画の興行収入No.1に。各国で動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりをみせている。その後もオスカー前哨戦ともいわれるトロントや、ニューヨークなど各国の映画祭で絶賛&受賞を重ね、第92回アカデミー賞での受賞も有力視されている。
しがない内職で日々を繋ぐ貧しいキム一家。彼らは、窓を開ければ目の前に地面、日の光もほとんど入らず、水圧が低いために家の一番高い位置にトイレが鎮座する“半地下”の家での生活から抜け出せずにいる。そんな生活は、豪邸に住む裕福なパク社長一家との出会いで、果たしてどのように変化していくのか——。
この度、2つの家族の運命を左右するきっかけとなるキム一家の長男ギウを演じた俳優チェ・ウシクの魅力に迫る。
チェ・ウシクは1990年生まれ韓国出身の若手俳優。2011年にTVドラマ「チャクペ―相棒―」で俳優デビューののち、日本でも大ヒットを記録した映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)にも出演し、印象的な演技を見せるなど、数々の話題作に出演。青龍賞ほか多くの新人賞の獲得経験もある実力派だ。
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華麗な交友関係でも注目度が高く、特に大人気K-POPアイドルグループBTS (防弾少年団)のVことテヒョンや、『パラサイト半地下の家族』でも共演した俳優のパク・ソジュン、人気俳優パク・ヒョンシクなどと「ウガウガ会」なるものを結成して頻繁に会う仲。最近も旅行の様子がInstagramにアップされたり、お互いの出演作品の試写会に駆けつけたりと仲の良さが伺える。
さらには、幼少期から学生時代をカナダで過ごした帰国子女で、英語も堪能。2001年にはNHKの番組「テレビでハングル語講座」に出演。身長180cmの長身に加えて、知的な雰囲気を漂わせるチェ・ウシクの魅力に、かねてから注目していた日本のファンの中でも本作への出演が大きな話題となっている。
本作でウシクが演じるのは、“半地下”に住むキム一家の長男ギウ。大学受験に4度失敗しているフリーターだが、ひょんなことから“高台”の豪邸に住むパク一家の家庭教師を任されることとなる。貧しいキム一家と裕福なパク一家、住む世界の違う家族がつながる立役者となるギウは、物語のカギを握る非常に重要な役どころだ。
チェ・ウシクと2度目のタッグとなるポン・ジュノ監督は、キム一家の父ギテク役としてソン・ガンホを最初にキャスティング、その後「ウシクを彼の息子にするのは面白いだろうと思った」と、前作「オクジャ/okja」の撮影時から打診し、彼を2番目にキャスティングしていたことを明かした。さらには、飄々としつつも、知性がきらりと光る独特な長男のキャラクター設定については、<あて書き>で脚本の執筆に挑んだという。
監督から「若手俳優の代表格」と太鼓判を押されたウシクは、「脚本を読んでいる間、まるでジェットコースターに乗っているかのようだった。次に何が起きるのか全く想像がつかず、ワクワクしてページをめくる手が止まらなかった」と、脚本を読んだ第一印象を振り返る。また、ポン監督とソン・ガンホという韓国映画界の大物ふたりと仕事をすることにとても緊張していたというウシク。「おふたりが現場で私をリラックスさせてくれました。現場ではずっと、ソン・ガンホのことを”パパ”と呼ばせてもらい、待機中などに演技のアドバイスももらっていました。撮影が終わったあとでも“パパ”と呼び続けています(笑)」と、ソン・ガンホを実の父のように慕い、本物の父息子のような関係を築いていたことも明らかにしている。「この映画には、私が何を学ぶべきか、何を見せるべきか、そして将来的に何をしなければならないのかを教えてくれる機会にあふれていて、役者としてのターニングポイントとなった」と、本作への出演が今後のキャリアへの大きな糧になったとコメントしている。
ポン・ジュノ監督が、その才能に惚れ込んだ最注目の若手俳優チェ・ウシクの演技を映画館でチェックして欲しい。
ストーリー
全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして、兄に続き、妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく――。
作品タイトル:『パラサイト 半地下の家族』
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督:ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』)
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル
2019年/韓国/132分/PG-12/2.35:1
英題:PARASITE
原題:GISAENGCHUNG/
提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks
配給:ビターズ・エンド
公式サイト:http://www.parasite-mv.jp/
コピーライト:(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年1月10日(金)より、TOHOシネマズ日比谷 ほか 全国ロードショー
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