現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを感じる女性が人生を模索する姿を描いた本作。小説「82年生まれ、キム・ジヨン」と同じ出版社から2015年に刊行され、ベストセラーとなった小説「韓国が嫌いで」を原作に、韓国の若者が直面する現実を映し出す。
原作者は、元新聞記者で、社会批評からSFまで幅広い作品で知られる現代韓国文学を代表する作家のひとりであるチャン・ガンミョン。国家情報院の世論操作事件を題材にした小説「コメント部隊」も映画化され、今年日本でも公開が予定されている。
熾烈な競争社会。自分ではどうにもならない格差。“ここでは幸せになれないと”感じた主人公ケナは新しい人生を始めるため、仕事、恋人、家族、故郷すべてを手放し、ニュージーランドへ旅立つ。かけがえのない友人と出会い、新しい生活を手にしたケナは、厳しい現実にぶつかりながらも自分の居場所を見つけていく。自分が本当に願う幸せはどこにあるのか。一歩踏み出したケナが見つけた幸せとは。
『ケナは韓国が嫌いで』トークイベント付き試写会5組10名様ご招待!
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🎁映画『#ケナは韓国が嫌いで』トークイベント付き試写会【2月19日(水)開催】に5組10名様ご招待🎬
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監督は「第2のホン・サンス」や「韓国の是枝裕和」と称され、映画『ひと夏のファンタジア』(15年)で知られるチャン・ゴンジェ。2015年に原作を読んだ監督自らが映画化を熱望し、9年の歳月をかけて完成させた。
本作で主人公ケナを演じるのは、ポン・ジュノ監督『グエムル-漢江の怪物-』(06年)にソン・ガンホの娘役で出演し、天才子役として鮮烈な印象を残したコ・アソン。韓国とニュージーランドの2か国を跨ぎ、人生に葛藤する30歳前後の女性を等身大で体現する。
主人公ケナと同じ時期にニュージーランドに留学し、かけがえのない友人となるジェイン役には、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で新人弁護士として奮闘するクォン・ミヌ役を務め、一気に知名度を上げたチュ・ジョンヒョク。1月にはTBS系新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」(脚本:野木亜希子)で日本ドラマデビューを果たし、またキム・ヘス主演「トリガー ニュースの裏側」(ディズニープラス)の配信も始まるなど、今年さらなる活躍が期待される。
ストーリー
ソウル郊外で両親と妹と共に暮らす28歳のケナ(コ・アソン)。大学を卒業後、金融会社に就職し、毎日片道2時間かけてソウル市内の会社に通勤している。大学時代から長く付き合っている恋人のジミョン(キム・ウギョム)は、外国に行きたいと言うケナに反対し、「自分が就職したら支える」と伝えるが、そんなジミョンにケナは苛立ちを隠せない。だが、ケナの母は、裕福な家庭で育ったジミョンとの結婚を待ち望んでいた。一方、ケナが家族と暮らす小さな団地は老朽化が進み、再開発が予定されていたが、母は転居先の家の購入費用もケナに頼ろうとしていた。
ソウルの寒すぎる冬、地獄のような通勤、恋人との不透明な未来、仲は良いけれど古い価値観を持つ家族との日々――。ここでは幸せになれないと思ったケナは、ニュージーランドへの移住を決意する。
『ケナは韓国が嫌いで』
出演:コ・アソン チュ・ジョンヒョク キム・ウギョム イ・サンヒ オ・ミンエ パク・スンヒョン
監督・脚本:チャン・ゴンジェ
2024年/韓国/韓国語・英語/107分/カラー/原題:한국이 싫어서/日本語字幕:本田恵子
配給:アニモプロデュース
(C) 2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:https://animoproduce.co.jp/bihk/
公式X:@bihk_film
2025年3月7日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
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