デンマークのアカデミー賞(ロバート賞)観客賞など全5部門にノミネートされた『ぼくの家族と祖国の戦争』が8月16日(金)公開となる。
終戦1ヵ月前、混乱に陥ったデンマークに敗色濃厚となったドイツを脱出した20万人以上もの難民が押し寄せて来た。当時のデンマークはナチス・ドイツの占領下に置かれており、受け入れを拒否する選択肢はなかった。現代を生きる私たちにとって大戦末期の知られざる歴史の1ページであるこの事実にインスパイアされ、『バーバラと心の巨人』のアンダース・ウォルター監督が感動の物語を完成させた。
1945年、デンマークの市民大学。ドイツからの難民の受け入れという突然の事態に見舞われた学長ヤコブと妻リスは究極の選択を迫られていく。周囲の誰もが敵視するドイツ人を救うべきか否か。売国奴と罵られることを恐れ、飢えと病気に苦しむ子供を見過ごしてもいいのか―。その葛藤を見つめた本作は、家族が戦争という巨大な暴力に脅かされながらも、懸命に人間性を保とうとする姿を感動的に描き、人間が選択すべき“正しいこと”とは何なのかを問いかける。
この度、本作の公開に先駆け、下記日程においてトーク付き特別試写会の実施が決定いたしました。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
『ぼくの家族と祖国の戦争』トーク付き特別試写会10組20名様ご招待!
【日時】8月7日(水)19:00開演(トーク終了後本編上映予定) 上映時間:101分
【場所】映画美学校(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS)
【登壇者(予定/敬称略)】渋谷哲也(ドイツ映画研究/日本大学教授)
※応募締切:2024年8月1日(木)
※プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
ストーリー
1945年デンマーク。市民大学の学長ヤコブは、ドイツによる占領末期に500人以上のドイツ人難民を受け入れるよう命じられ、妻のリスとともに耐え難いジレンマに直面する。もし一家が難民を助ければ裏切り者の烙印を押され、何もかも失う危険がある。しかしヤコブとリスが助けなければ、多くの難民が死に至る。そんな中、12歳の息子もドイツ難民の女の子と交流を持ちつつあったが彼女は感染病にかかってしまう。友達を救うべきか、祖国に従うべきか、家族は決断を迫られる。
『ぼくの家族と祖国の戦争』
出演:ピルー・アスベック『アクアマン/失われた王国』、ラッセ・ピーター・ラーセン、カトリーヌ・グライス=ローゼンタール『潜水艦クルスクの生存者たち』
監督・脚本:アンダース・ウォルター
2023年/デンマーク/デンマーク語・ドイツ語/101分/カラー/シネスコ/5.1ch/英題:BEFORE IT ENDS/日本語字幕:吉川美奈子
配給:スターキャット
(c) 2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
公式サイト:cinema.starcat.co.jp/bokuno
8月16日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA他全国公開
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