2023年ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品となった『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』が7月5日(金)より公開される。
本作は、第二次大戦中、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが沈めた敵国船の乗組員を救助したという実話を基に、戦時下においても決して失われることのない海の男たちの誇りと絆(シーマンシップ)を描いた重厚な戦争秘話。
イタリア海軍の全面協力を得て実物大の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニを再現。CGでは表現できない本物の重厚な質感とクルーたちの過酷な勤務描写が、潜水艦映画の傑作『U・ボート』と比肩するクオリティを堅持し、「潜水艦映画」に目の肥えた観客たちを唸らせるだろう。
監督は本作で2度目のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されたエドアルド・デ・アンジェリス。主演のサルヴァトーレ・トーダロ艦長を演じるのは数々のイタリア映画の巨匠たちに重用されてきた名優ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
本作の公開に先駆け、下記日程においてオンライン試写会の実施が決定いたしました。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』オンライン試写会10名様ご招待!
【視聴時間】
2024年6月28日(金)19:00~7月1日(月)10:00まで
【視聴方法】
「Vimeo」上でのオンライン試写会になります
※応募締切:2024年6月24日(月)
【ご注意事項】
※メールにて当選をご案内いたします。ご当選者様へ視聴リンクを送付させていただきます。
※当選通知のため、必ず連絡がとれるメールアドレスでご応募ください。
※ご当選者様1名様のみがご参加いただけます。
※視聴リンクの第3者への転送・公開は禁止いたします。
※視聴リンク及び映像の無断配布・共有・アップロード、配信画面の写真撮影、動画撮影、録音行為はいかなる場合でも禁止いたします。
※カフェなど公共性が高い場所での視聴はお控えください。
※当選権は換金できません。当選権の譲渡・転売は禁止いたします。
※鑑賞にあたってのデータ通信費用は、お客様のご負担となります。
※都合により、中止、日程変更となる場合があります。予めご了承ください。
※当選の途中経過や当選結果に関するお問い合わせは承ることができません。
※都合により、締切日よりも早く応募を締め切る場合がございます。予めご了承ください。
※プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
数奇な運命をたどった
《イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ》
イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは1939年に就役し第二次大戦に参加、戦局によってイタリア、ドイツ、日本と渡り歩き数奇な運命を辿った潜水艦である。1943年、ドイツ軍の指導下で極東に派遣される際、「アキラ3号」の仮称を付与された。直後にイタリアが降伏すると日本軍によって拿捕され、その後ドイツ軍に引き渡されて「UIT24」と改名。さらにドイツ降伏後には再び日本軍に接収され「伊号第五百三潜水艦」として特殊警備潜水艦となり、1945年の日本軍降伏後に連合国に接収され、紀伊水道で海没処分された。
ドイツ軍下にあってもドイツの傀儡であるサロ政権側についたイタリア海軍将兵が乗艦し、日本軍下でも日本側についたイタリア人水兵が乗艦していた。彼らは戦後も日本に残り遺族は現在も日本で暮らしている。
なお、本艦をモチーフにしたスペシャルテレビドラマが二宮和也主演で制作され、「潜水艦カッペリーニ号の冒険」として2022年正月に放映されて話題となった。
ストーリー
命の重さを、艦長は知っている
1940年10月、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋に向かっていた。その作戦行動中、船籍不明の貨物船に遭遇する。艦砲を装備し、戦争地帯で灯火管制をしての航行であったためこれを撃沈。だがそれは中立国であるはずのベルギー船籍の自衛武装を備えた貨物船カバロ号だった。“イタリア海軍一無謀な少佐”サルヴァトーレ・トーダロ艦長は「我々は敵船を容赦なく沈めるが、人間は助けよう」とその乗組員たちを救助し、彼らを最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下す。だが狭い潜水艦の艦内に彼らを収容するスペースはない。しかもその決断は、潜水艦唯一の長所ともいえる敵に見つからないよう潜航するのをあきらめ、自らと部下たち、さらには艦を危険にさらすのを覚悟のうえで、無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行することに他ならなかった――。
『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、パオロ・ボナチェリ、シルヴィア・ダミーコ
監督:エドアルド・デ・アンジェリス
脚本:サンドロ・ヴェロネージ、エドアルド・デ・アンジェリス
撮影:フェラン・パレデス・ルビオ
音楽:ロバート・デル・ナジャ(3D)
2023/イタリア・ベルギー/イタリア語・オランダ語・英語/シネマスコープ/121分/原題:Comandante/後援:イタリア文化会館/字幕翻訳:岡本太郎
映倫区分:G
配給:彩プロ
(C)2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES
公式サイト:comandante.ayapro.ne.jp/
公式X:@comandante_0705
公式Instagram:comandante_movie
7月5日(金)より、TOHOシネズ日比谷ほか全国公開