第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞2冠(主演俳優賞、脚本賞)を受賞したドイツ映画『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』が、5月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国の劇場にて順次公開される。
2001年、アメリカ同時多発テロのひと月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民一家の母ラビエ・クルナスは、長男のムラートが旅先で“タリバン”の嫌疑をかけられ、キューバのグアンタナモ湾にある米軍基地の収容所に収監されてしまったことを知る。無実の息子を救うために奔走するラビエだったが、警察も行政も動いてくれない。藁にもすがる思いで、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケの元を訪れたラビエは、アドバイスを受けアメリカ合衆国最高裁判所でジョージ・W・ブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことになる……!
この度、本作の公開に先駆け、下記日程において試写会の実施が決定いたしました。当日は上映後、ゲストによるトークイベントの予定もございます。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』試写会10組20名様ご招待!
【日時】4月11日(木) 開場18:45 開映19:15
※上映後にゲストによるトークイベントを予定
【場所】ゲーテ・インスティトゥート東京(東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館内)
※応募締切:2024年3月31日(日)
【ご注意事項】
※本イベントはメールにて当選をご案内いたします。
※当選通知のため、必ず連絡がとれるメールアドレスでご応募ください。
※当選者ご本人を含む2名様のご招待となります。
※都合により、ゲストは予告なく変更、イベントが中止、日程変更となる場合があります。予めご了承ください。
※当日はメディアの取材が入る予定です。お客様が取材等で映り込む場合がありますので、予めご了承ください。
※満員の際は消防法によりご入場をお断りいたします。予めご了承ください。
※開演後のご入場は堅くお断りいたします。
※場内での録画・録音機器の使用を固く禁止致します。
※会場までの交通費、宿泊費などは、当選者様ご自身のご負担となります。
※当選の途中経過や当選結果に関するお問い合わせは承ることができません。
※都合により、締切日よりも早く応募を締め切る場合がございます。予めご了承ください。
【感染症予防対策に関するご案内】
※ご体調の優れない方、発熱等の症状のある方はご来場をお控え頂きますようお願い致します。
※マスク着用は個人の判断に基づき任意とさせていただきます。
※アルコール消毒液での手指の消毒、咳エチケットにご協力をお願いいたします。
※政府や関係省庁、自治体などからの新たな情報発表、感染拡大の動向や専門家の知見等を踏まえ、必要に応じて対策の追加及び変更を行う場合がございます。
オカン、都へ行く。
グアンタナモに収監された無実の息子を取り戻す!
1786日の実話に基づく物語
グアンタナモに収監された無実の息子を取り戻すために闘ったドイツの母の実話を元に描かれた本作。監督を務めたのは、『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』(18)などで知られるドイツの俊英アンドレアス・ドレーゼン。収監中の5年間を綴ったムラート・クルナスの著書を読んだドレーゼン監督は、訴訟も裁判もないまま収容所に送り込まれ、5年も出られなかったという事実に憤りを感じ映画化を計画。しかし、あまりにも悲惨な内容に二の足を踏んでいた。
そんな中で出会ったムラートの母ラビエ・クルナスの一癖も二癖もある天真爛漫なキャラクターに魅せられ、作品の方向性が決定。ドイツのコメディアン、メルテム・カプタンが主演を務めたことで、シリアスなテーマにもかかわらずコメディタッチで軽妙な快作が誕生した。
ラビエ本人と同じくトルコ系ドイツ人であるカプタンは、アメリカでミュージカル俳優として活動したのち、ドイツに拠点を移し人気コメディアンにまで上り詰めた経歴を持つ。「エリン・ブロコビッチ風のずうずうしさを盛り込んだ好感の持てる主役」(DEADLINE)、「絶妙な間合いと温かさを役にもたらした真の秘密兵器メルテム・カプタン」(The Hollywood Reporter)などと評され、ドイツ映画デビュー作にして初主演となった本作で、第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(主演俳優賞)受賞の快挙を成し遂げた。
さらにベルリン国際映画祭では銀熊賞(脚本賞)のW受賞も果たし、ドイツで最も権威のあるドイツ映画賞では作品賞〈銀賞〉、主演女優賞、助演男優賞の3部門で受賞した。
ストーリー
2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロのひと月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民のクルナス一家の長男ムラートが、旅先のパキスタンで“タリバン”の嫌疑をかけられ、キューバのグアンタナモ湾にある米軍基地の収容所に収監されてしまう。母ラビエは息子を救うため奔走するが、警察も行政も動いてくれない。藁にもすがる思いで、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルトの元を訪れたラビエは、アドバイスを受けアメリカ合衆国最高裁判所でブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことになる……。
『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』
出演:メルテム・カプタン、アレクサンダー・シェアー
監督:アンドレアス・ドレーゼン『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』
脚本:ライラ・シュティーラー
撮影監督:アンドレアス・フーファー
2022年 / ドイツ、フランス / ドイツ語、トルコ語、英語 / 119分 / カラー / 2.39:1 / 5.1ch
原題:Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush
英題:Rabiye Kurnaz vs. George W. Bush
字幕翻訳:吉川美奈子
後援:ゲーテ・インスティトゥート東京
配給:ザジフィルムズ
(C) 2022 Pandora Film Produktion GmbH, Iskremas Filmproduktion GmbH, Cinéma Defacto, Norddeutscher Rundfunk, Arte France Cinéma
公式サイト:https://www.zaziefilms.com/kurnaz/
公式X:@kurnazJP
5月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー