第75回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門に正式出品されたマルコ・ベロッキオ監督の『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』が、8月9日(金)より全国順次公開となる。
1978年3月のある朝、元首相で、キリスト教民主党の党首のアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲われ、誘拐された。冷戦下で混迷を極め、“鉛の時代”と呼ばれていたイタリアで起きた国家を揺るがす大事件の裏側で、その時一体何が起こっていたのか。
本作は、イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが、ヨーロッパ現代史上、類を見ない大事件「アルド・モーロ誘拐事件」を題材に、壮大な人間模様をフレスコ画のごとく描いた一大巨編。340分の大長編にもかかわらず、2022年5月に開催された第75回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門で世界初上映。各国のプレスから絶賛され、イタリア本国では5月、6月に前編後編に分けて劇場公開、その後秋には国営放送RAIで3夜に渡って放送され、高視聴率を記録した。
この度、本作の公開に先駆け、下記日程において『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』先が必ず観たくなる!冒頭1時間特別試写会の実施が決定いたしました。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』先が必ず観たくなる!冒頭1時間特別試写会10組20名様ご招待
【日時】7月31日(水)開場18:45 開映19:15
※本試写会では全編6編(340分)のうち、エピソード1(59分)のみの上映となります。
※上映後にゲストによるトークイベントを予定
【場所】日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階)
※応募締切:2024年7月15日(月)
※プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
元首相 拉致監禁。
事件の裏で何が起こっていたのか?
『夜よ、こんにちは』(03)で、既に赤い旅団側から「アルド・モーロ誘拐事件」を描いたベロッキオが、「すでに語られた物語には戻らない」という自身のルールを破り再び映画化。今なお謎多き事件を、“羅生門方式”とも言える6つの視点から再構築した。モーロ自身、彼を父と慕う内務大臣コッシーガ、モーロと親交が深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバー、モーロの妻と家族たち、エピソード毎に事件に関わった人物たちのそれぞれの視点で、史実にフィクションを織り交ぜながら描き切った1本だ。
ストーリー
1978年3月のある朝、戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首であり、5度の首相経験のあるアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲撃、誘拐されてしまう。世界が注目し、イタリア中が恐怖に包まれたその日から55日間の事件の真相を、アルド・モーロ自身、救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと旧知の仲である教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、そして妻であるエレオノーラ・モーロの視点から描く。
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ
監督・原案・脚本:マルコ・ベロッキオ
原案:ジョヴァンニ・ビアンコーニ、ニコラ・ルズアルディ
原案・脚本:ステファノ・ビセス
脚本:ルドヴィカ・ランポルディ、ダヴィデ・セリーノ
撮影監督:フランチェスコ・ディ・ジャコモ 編集:フランチェスカ・カルヴェッリ 美術:アンドレア・カストリーナ 衣装:ダリア・カルヴェッリ 録音:ガエターノ・カリート 音楽:ファビオ・マッシモ・カポグロッソ 製作:ロレンツォ・ミエーリ、シモーネ・ガットーニ
2022年/イタリア/イタリア語・英語/340分/カラー/1.85:1/5.1ch
原題:Esterno notte 英題:Exterior, Night 字幕翻訳:岡本太郎 映倫:区分G
配給:ザジフィルムズ
(C)2022 The Apartment – Kavac Film – Arte France. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.zaziefilms.com/yorusoto
公式X:@yorusoto2024
8月9日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー