藤原竜也 主演舞台『プラトーノフ』2019年2月より上演、4人の女性の愛に溺れ、破滅していく教師役で新境地に挑む!

プラトーノフ現在、日本の演劇界においてもっとも注目される若手演出家の森新太郎が、デビュー以来、いつかは演出したいと語っていたチェーホフ作品をいよいよ手がける。

記念すべき第一作目に選んだのは、チェーホフの4大悲劇ではなく、死後20年近く経ってから発見された幻の処女戯曲『プラトーノフ』。上演時間5時間を越える作品のため、上演される機会が少なかったが、2016年、ロンドン・ナショナルシアターで開催された「ヤング・チェーホフ」シリーズのひとつとして、『かもめ』『イワーノフ』と並んで上演された。上演時間を2時間45分に刈り込んだジョナサン・ケント演出版は、地元の複数の有力紙にて最高名誉の5つ星を獲得した。

タイトルロールを演じるのは、2008年の『かもめ』以来2度目のチェーホフ劇への出演となる藤原竜也。かねてより熱望していた森作品の出演が、今回いよいよ実現する。
プラトーノフを愛する未亡人アンナに高岡早紀、プラトーノフの元恋人ソフィヤに比嘉愛未が扮し、ダブルヒロインを務める。さらに前田亜季中別府葵西岡德馬浅利陽介神保悟志近藤公園など、実力派キャストが集結。
2019年、森新太郎が渾身の演出を見せる「新しいチェーホフ」にご期待いただきたい。

目次

あらすじ

19世紀末。ロシア将軍の未亡人アンナ(高岡早紀)の屋敷には、大佐のイワン(西岡德馬)や、アンナに想いを寄せるポルフィリ(神保悟志)など、さまざまな人が集まってくる。
その中でアンナが秘かに想いを寄せるのは、妻子ある教師プラトーノフ(藤原竜也)であった。プラトーノフの妻サーシャ(前田亜季)の弟ニコライ(浅利陽介)は、大学生のマリヤ(中別府葵)に恋焦がれているが、マリヤもプラトーノフに惹かれている。
そんな中、アンナの義理の息子セルゲイ(近藤公園)が、結婚したばかりの妻を屋敷に連れてきた。その相手を見て、プラトーノフの心は激しく揺れ動く。なぜなら、セルゲイの結婚相手は、かつての自分の恋人ソフィヤ(比嘉愛未)だったのだ。
アンナ、ソフィヤ、サーシャ、マリヤ、4人の女性の愛が交錯する中、プラトーノフは破滅へと突き進んでいく…。

演出・森新太郎さん コメント
チェーホフの作品を不条理劇のように感じるときがあります。なにも起きない。どこへも行けない。そして、沈黙……。
その救いがたい光景はなぜか滑稽至極でもあり、ほとんどナンセンス・コメディーの域です。殊に『プラトーノフ』はそんな作品かもしれません。強烈な馬鹿馬鹿しさと痛々しさが、常に同居しています。哀しいかな、この現実世界のまさに映し鏡です。実力派の俳優陣17名と共に、骨身に沁みるチェーホフ劇をお届けできたらと思います。

藤原竜也さん(プラトーノフ役) コメント
演劇界の次代を担う演出家の森新太郎さんと、今回ようやくご一緒できることを心から嬉しく思います。森さんは、情熱的でパワフルな稽古をするそうなので、しっかりと準備をして稽古に臨みたいです。
チェーホフの戯曲に挑戦するのは、2008年の『かもめ』以来になります。現実世界をそのまま切り取ったようなチェーホフの世界に再び浸れることを嬉しく思います。
高岡早紀さん、比嘉愛未さんはじめ、今回の共演する多くの方とは初共演です。
稽古場で自分をさらけ出して、新しい人間関係を築くことは演劇の醍醐味の一つなので、今回も楽しみたいと思います。僕が演じるプラトーノフは、自分を愛する4人の美しい女性を弄ぶという、現実世界では経験できない役柄ですので…人生経験豊富な西岡德馬さんに役作りの相談をしたいと思います(笑)

高岡早紀さん(未亡人アンナ役) コメント
チェーホフ劇に出るのは初めてです。今回、藤原竜也さん演じるプラトーノフに想いを寄せる未亡人役を演じます。
なぜか私には、未亡人というイメージがあるみたいです(笑)この年齢になっても、このような奔放な女性を演じられるのは女優としてありがたいことだと思います。
藤原竜也さんの舞台は何度も拝見していますが、彼はまさに「舞台の人」。本当にパワーのある方なので、舞台で初共演できることを楽しみにしています。

比嘉愛未さん(恋人ソフィア役) コメント
本格的な翻訳劇に出演させて頂くのは初めてです。
戯曲を読ませて頂き、リアルな人間のどろどろした部分を舞台で表現することに興味を持ち、今回チャレンジさせて頂きたいと思いました。
演出家の森さんは妥協のない方だそうですが、とことんついて行きたいと思います。
ワクワクするお仕事はたくさんありますが、今回のようにゾクゾクすることは滅多にありません。今から、稽古が始まるのを楽しみにしています。

公演概要

<STAFF>
作:アントン・チェーホフ
脚色:デイヴィッド・ヘア
翻訳:目黒条
演出:森新太郎

<CAST>
藤原竜也
高岡早紀 比嘉愛未
前田亜季 中別府葵 近藤公園 尾関陸 小林正寛 佐藤誓 石田圭祐
浅利陽介 神保悟志
西岡德馬

<Schedule>

<東京公演>
日程:2019年2月1日(金)~17日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター
TEL:03-3490-4949 (平日10:00~18:00/土10:00~13:00/日祝休)

<富山公演>
日程:2019年2月20日(水)~22日(金)
会場:富山県民会館ホール
お問い合わせ:イッセイプランニング
TEL:076-444-6666 (平日 10:00~18:00)

<福岡公演>
日程:2019年3月2日(土)・3日(日)
会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
お問い合わせ:インプレサリオエンターテインメント
TEL:092-985-8955 (平日 10:00~18:00)

<静岡公演>
日程:2019年3月9日(土)~3月10日(日)
会場:静岡市民文化会館 中ホール
お問い合わせ:静岡朝日テレビ 事業部
TEL: 054-251-3302 (平日 9:30~18:00)

<広島公演>
日程:2019年3月15日(金)~3月16日(土)
会場:JMSアステールプラザ大ホール
お問い合わせ:TSS事業部
TEL:082-253-1010 (平日 10:00~18:00)

<大阪公演>
日程:2019年3月20日(水)~3月24日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
お問い合わせ:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
TEL:06-6377-3888

公演サイト:http://hpot.jp/stage/platonov2019

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